外国為替の価格(レート)は、24時間、常に動いています。その相場変動を利用して売買を行うFXトレーダーはどのような画面をいつも見ているのでしょうか
●GMOクリック証券のFX取引画面
売買に必要な三大要素を常に表示します。「チャート」「現在価格」「ニュース速報」
日本のFX会社は取引システムの見易さ・操作性に力を入れているため、世界でもトップクラスの使いやすさだと思います。
為替レート画面の意味
代表的なFX会社としてGMOクリック証券で外国為替の価格表に表示されている内容を見てみましょう。1社慣れれば他社でも同じように使えます。
初めて取引する前にお読みください。
GMOクリック証券の価格表
●通貨ペア:そのFX会社で取引できる通貨ペアを表示します。二つの通貨を組み合わせたものが通貨ペア。米ドル/円は1ドル当り102.095円(102.098円)
●BID:Bidはお客様にとっての売値。新規の売り・決済の売りともこの価格で取引します。
●ASK: ASKはお客様にとっての買値。Offerと呼ぶこともあります。新規の買い・決済の買いともこの価格で取引します。
ドル/円の取引:ASKの102.098で買い、売る時はBIDの102.095で売ります。
●スプレッド:BIDとASKの差をスプレッドと呼び狭い方がお客様有利。買った直後に価格が動く前に売ると差額分だけ損失となります。
●前日比:前日の終値と比べて、現在値がどれくらい高いか安いか。プラス49ということは、前日の終値から0.049円上昇を示す。
●BID HIGH:本日のBIDでの高値です。BID(売値)とASK(買値)の二つの価格がありますので、チャートや高値安値の表示はBIDを使うのが普通です。
●BID LOW:本日の一番安い値段(安値)。
●売SWAP:FXは通貨間の金利差(スワップポイント)が生じます。売SWAPは、売りポジションを持っている場合に生じる金利差のこと。
●買SWAP:買いポジションを持つと生じるスワップポイントです。
ドル/円の買いポジションを持っているとスワップポイントとして1万通貨当たり1日あたり1円が利益、売りポジションだと3円が口座から差し引かれます。
売買して生じた損益などの額や必要証拠金の現在額は、取引システムが自動的に計算して表示します。
先程の画面は全てリスト型でした。下記のようにパネル型と呼ばれる細かい為替レートの動きを大きく表示する画面に切り替えることもできます。
ドル/円で言えば、101.358-361円の358-361の部分が大きく表示されており、デイトレードやスキャルピングなど細かい値動きを狙って売買したい人向けの画面表示方法。