ストップロスや新規注文で使う逆指値を活用し、稼げるトレーダーを目指しましょう。 この注文を上手く使えば強力な武器として活用できる便利な方法。
基本的な注文の執行条件は「成行・指値・逆指値」の3つ。これを新規エントリー時に設定すれば、ブレイク時に大きな利益が得られる可能性あり。
●SBIFXトレードの注文画面の執行条件
指値と逆指値は注文成立の条件が違う
相場はあるポイントを割り込むと急にその方向へと動く可能性(トレンド変化)があります。
指値注文は、「○○円までドル/円が上昇したら売る」「○○円までドル/円が下落したら買う」
逆指値注文は全く逆で、「○○円までドル/円が上昇したら買う」「○○円までドル/円が下落したら売る」
新規注文で活用
逆指値注文は、損失限定のストップロスとして活用することが多いでしょう。さらに、新規注文時に逆指値を使えます。
為替相場は、以前の高値安値などのサポートやレジスタンスを突破すると一気に動き始めることがあります。その瞬間を狙って成行で買えれば儲かるのにと思ったことはありませんか。
しかし、いつ絶妙のタイミングが来るか分かりません。獣道で猪が通るまで何時間も何日も待ち続けるのは苦痛です。そこで獣の通り道に罠を仕掛けておこう=というのが新規の逆指値注文の考え方。
●ドル/円の8時間足チャート例(SBIFXトレード)
予想例
じりじりと上昇している中で、以前の高値&移動平均線が交差しそうな102.93円辺りを抜けるとさらに上昇すると考えます。
そこでレジスタンスが破れることを狙い102.95円で新規の逆指値注文を行います。
もし、ドル/円が102.95円以上になれば、注文の執行条件が満たされて成立します。後は、予想通りにトレンドが上向きになり利益が得られるのを待つだけ。ただし注文成立後に予想に反して下落すると損失になる。
新規注文の順張りと逆張り
●指値注文は、価格が下がったところを買うためにその後の反発を期待した逆張りトレード。
●逆指値注文は、価格が上がったところを買うためにそのまま上昇することを期待した順張りトレード。
トレンド転換時に売買する方法は上昇時・下落時共に利用できます。もし、相場が動かなくて、成立しない場合はキャンセル。
スリッページとは
こんなに便利な逆指値注文ですが、一つ厄介な事が「スリッページ」。 逆指値は指定価格に達したら成行注文として執行されるために指定価格ちょうどで約定するとは限りません。
1ポイント程度のズレであれば問題ありません。しかし相場変動が激しい時にはかなり大きなズレ=スリッページが発生する可能性があります。
投資家の対処方法としては、FX会社の評判や取引している中で判断するしかありません。
・あまりにもスリッページが激しすぎる場合はFX会社を変える
などの対応を取りましょう。
指定価格まで下がったら売る「新規逆指値注文」はトレンド重視派のFX投資家におススメの注文方法!
サポートやレジスタンス・トレンドラインをブレイクしたところに設定しておけば、その後に相場が一気に動いた時に、利益を確保できる取引。トレンドラインブレイク時に慌てて成行注文をしても間に合わないケースがほとんど。