投資・資産運用を検討している方のなかで、米ドルや豪ドルに資産を移したいと考えている方は多いと思います。その選択肢として、外貨預金もいいのですが、レバレッジ1倍で運用すればリスクも少なく、FXの方が手数料や利便性でお得!
外貨預金とFXの比較
外貨預金と比較するとFXは、コストや金利面で圧倒的に有利ですから、外貨預金を解約してでも代替することをおススメします。誤解されがちですが、投機的に売買を繰り返すためだけの金融商品ではありません。 (FXは外貨預金と同じレバレッジ1倍でも取引できます)
外貨預金よりFXが有利なポイントを比較
比較その1.外貨預金の金利よりスワップポイントの方が有利
高金利外貨として人気のオーストラリアドル(豪ドル)を例にします。
外貨定期預金1年物の金利例:3.30%の場合
FX会社のスワップポイント:1日あたり110円(1万通貨)で金利を計算。
豪ドル/円のレートが大体85円からレバレッジ1倍で85万円預けた計算では、110円×365日=40,150円÷850,000円で4.72%
外貨預金は3.30%、スワップポイントは4.72%と1.42%も差!
比較その2.外貨預金より売買時の手数料が安い。
FXも外貨預金も取引に手数料がかからず、売値と買値の差額が取引コストとなります。このコストを比較すると差が際立ちます。
スワップポイントと同じ豪ドルを例
- 外貨預金の手数料:2円~4円
- FXの手数料:3銭程度(0.03円)
もちろん、銀行・FX会社により違いはありますがそもそも単位から違います。
外貨預金が3円前後に対してFXは1/100の0.03円です。
比較その3.自由に売買可能
外貨預金は、預ける期間が決まっており期間が長い程、金利が高くなります。
つまり、高金利を得るためには預入期間を長くする必要があるということです。 当然、期間内は解約にペナルティが生じます。
それに対してFXは預入期間がなく、いつでもオンライントレードで24時間自由に売買できます。今日買って明日売っても1年後に売っても顧客の自由です。
比較その4.為替変動リスクは変わりません。
外貨預金に比べて怖いというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、為替変動に対しての損益は外貨預金もFXトレードも同じ。
レバレッジについても最大レバレッジは決まっていますが、最低レバレッジは決まっていませんので、預ける資金を多くすれば外貨預金と同じです。 レバレッジ1倍にすると外貨預金で預ける資金額と変わりません。
比較その5.リアルタイムレートで売買。
大手銀行の外貨預金は、1日1回、朝10時に仲値を決めて、一日、その価格で外貨両替や預金を行います。当然、為替レートは変動しますからそのリスクを加味して両替手数料がかなり高い!
その点、FXはコストが安いうえに、変動する為替レートで24時間いつでも売買できます。リアルタイムレートで売買できない外貨預金は、短期売買に向きません。長期投資でも少々の為替変動は手数料で相殺されて利益が得られ難い。
比較その6.外貨預金はペイオフ対象外
銀行が破たんした場合に預金者を保護する仕組みのペイオフ
外貨預金はこのペイオフの対象外です。それに対してFXは、信託保全が義務付けられ、顧客資産は金銭信託により保護されています。
主な点から比較してみたところ外貨預金を凌駕するメリットがたくさんあることをご理解いただけるかと思います。
外貨預金よりFXの知名度が低い理由
- 1998年から始まった新たな金融商品であること。
- 扱っている会社の規模が大手銀行等に比べて小規模なこと。
- 銀行口座はほとんどの人が持っている。
FXは、お客様が低コストで自由に売買でき金利面でも有利に取引できます。
当サイトでは、数ある会社に口座開設と取引を行い、各社を比較していますので、下記コンテンツを参考に口座開設したい会社をお選びください。
日本が未曾有の政府債務残高を抱える中で特に震災以降に国債暴落~円安説を見かけることが増えました。外貨預金やMMFを銀行窓口で奨められることが増えました。
実際、日本の国と地方の長期債務は869兆円(2010年末)とGDP(国内総生産)の200%に迫り、税収ダウン・景気浮揚の兆しなしと明るい話題は少ないのが現状です。
金融資産も円安や国債暴落に備えて外貨預金へと避難するタイミングを計っているかもしれません。
もし、あなたが、外貨預金を利用・検討中でしたらスワップポイント(スワップ金利)で代替することを考えてください。