為替相場で利益を得るためには、勝率と利益幅・損失幅を改善すること。必ず勝てる売買サインを探すよりも利用方法を工夫する方が大事。
売買サイン=シグナルは、複数の時間足チャートを使う方が有利です。
複数の時間足チャートで売買サインの一致を確認しよう
長い時間足のチャート(日足や1時間足)で買いシグナルが出た場合、買いで仕掛けるタイミング。
後は、15分足や5分足などの短いチャートで同様に買いサインが出るのを待ってエントリーします。
●ユーロ/円の日足チャートで買いサインを確認後、短期足チャートで仕掛けるポイントを探す。
※SBIFXトレードチャート:チャートは使いやすくスプレッドが狭いので口座持って損はありません。
移動平均線の短期線が長期線をクロスしたポイントはゴールデンクロスという絶好の買い場。ここでは25日線が75日線をクロスしたポイントに赤いラインを引きました。
●SBIFXトレードのユーロ/円60分足チャート
次に移動平均線の60分足で同じようにクロスするタイミングを探します。11月6日に日足の買いサインが点灯してから移動平均線のクロスに関してはチャンスが少なく11月11日に60分足でもチャンス到来。
この間に日足チャートの買いサインが消えればトレードは行わない。
上記のケースのように、せっかくサインが出ても実際の売買までに時間がかかることもある。複数の時間足チャートでのチャンスを待ちましょう=これが意外にできない!
しかし、全てのトレードで勝つ必要はない。最終的に利益が多ければいいのでトレード回数を増やすより確率を高める方が勝利に近づく。
複数のシグナルで売買サインの一致を確認
全て機械的に売買を行うならば、システムトレードを使うのは良い方法。人間が売買を行う以上、人ならではの手法も取り入れていきたい。
1.違う分析手法を複数の時間足チャートで利用
●同時期のユーロ/円チャートにボリンジャーバンドを表示した画面:SBIFXトレード
この時期は強い上昇トレンドライン継続中で、移動平均線のクロスは生じにくいタイミングだった。
チャート上に、ボリンジャーバンドを表示してみると11月7日・8日・10日などで買いタイミングがいくつか生じていた。
このように異なるテクニカル分析を利用する方法もある。ただし、何十種類とテクニカル分析は存在するために、常にどれかの分析がサインを出していることを忘れてはいけない。
2.ポジションを増やす
10万ドルのポジションを持つときは、一回で買うよりも複数に分割して買う方がリスク分散につながる。この方法を応用しましょう。
(1)長い時間足でシグナルが点灯し、短い時間足で仕掛ける。その後に、また短い時間足でサインが出たら買いポジションを増やす。
(2)短い時間足でシグナルが出たらまず試しポジションを持つ。さらに長い時間足でサインが出たらポジションを増やす。さらに長い時間足でサインが出たら・・・とポジションを増やしていく。
相場の動きは短い足の方が早いため、上手く行けば大きな利益が得られる。もしも予想が外れても小さな損失で済む。
基本的に短い足で支持線や抵抗線をブレイクしてから長期チャートでもブレイクする習性を利用したテクニック。損切りタイミングには要注意!
複数の時間足チャートでトレードを行うポイント
- 長い時間足で出たサインの方向に売買を行う
- 市場の流れに乗る
- 複数の時間軸でシグナルが一致した時を狙え
- 長期チャートの支持線や抵抗線は絶対に忘れるな
- 買われ過ぎや売られ過ぎのタイミングを掴むこと
- ポジションを増やす方法を覚えよう
ただし、日足・8時間足・4時間足・15分足・1分足と全ての時間で売買サインが一致するところを探すのは大変です。通常は、2~3種類の時間足で売買サインが一致すれば仕掛けます。
その際には、いつも同じ時間軸で見ておくことが大事。サインが出ているチャートを探すよりもいつも見ている複数の時間足で一致するタイミングを見つけたらエントリーするのがベター。
●複数の時間足チャートを見るのが大変な場合、センティリオン社が開発したぴたんこテクニカルなどを活用するのも一つの方法です。
●SBIFXトレードでの複数チャート表示方法