サンフランシスコ連銀総裁の金利引き上げは2015年後半までないだろうとの発言を受け、ダウ平均株価が小幅上昇しました。
ウィリアムズサンフランシスコ連銀総裁:「2015年の米国成長率は3%になる見込み」「失業率は2015年の早い段階で6.5%まで低下するだろうが、金利の引き上げは2015年後半までないだろう」
週明け9日のニューヨーク株式相場は、中国の好調な経済指標や、シリアに対する武力行使への警戒感が和らいでいることを受けて、ダウ平均株価は上昇し、前週末終値比140.62ドル高の1万5063.12ドルと反発、約3週間ぶりの高値で終了しました
この動きを受け、シカゴ日経平均株価も上昇し、6時13分点で、14,330円レベルで推移しています←本日の日経平均株価も期待できそうですね。
(9月8日10:50発表)
・中国8月貿易収支:+285.2億USD←市場予想平均は+200.0億USD
9月8 日発表の中国8月貿易収支は、市場予想平均を上回り、9 日の中国株(上海総合指数など)含むアジア株式市場は上昇。
ドル/円は小幅な動き。シリアへの懸念もあり頭が重い状態です。
シリア化学兵器廃棄へロシアの提案
●ラブロフ・ロシア外相は、「軍事攻撃を回避できるならシリアに対して化学兵器を国際管理下に置くよう要請」「シリアが提案を受け入れるかどうかは承知していない」などと述べました。これに対し、シリアのムアレム外相は、「シリアは化学兵器に関するロシアの提案を歓迎する」との見解を示しました。
シリアがロシアの提案を歓迎すると言うことは、シリアは化学兵器を保有していると言うことですね。 さらに、ロシア提案を歓迎すると言うことは、化学兵器を国際管理下に置く可能性があるということですね。ケリー米国務長官は、以前「シリアは来週中にすべての化学兵器を国際社会に差し出すことで攻撃を回避できる」と述べているので、米国のシリアへの攻撃を回避できる可能性が出てきました。
オバマ米大統領は、ロシアの提案が潜在的にプラスと述べています。米国のシリアへの軍事介入を防げればいいですが・・・ 軍事介入回避の可能性はでてきました。
●オバマ米大統領(NBCとのインタビューで):「シリアに関するロシアの提案は潜在的にプラスだが、我々は懐疑的にならなければならない」「シリアには米国に報復する能力がない」「依然として明日(現地10日)にシリアに関してスピーチする計画」とのことです。
シリアへの武力行使を議会が承認することを確信していない」「議会が承認しない場合にシリアに武力行使するか決定していない」
・議会では武力行使に反対の議員が多いようです。 オバマ米大統領は、議会や自国民(米国民半数が反対:CNN8月31日調べ)の多くが武力行使に反対が多い中で、武力行使の決定をしかねていますね。
9日に公表された最新の調査によると、介入に反対する回答が63%と、8月30日までに実施した調査での53%から上昇した。介入を支持するとの回答は8月30日時点の20%から16%程度に低下した。ロイター&イプソスの調査
本日の注目経済指標
買い1000万株=930万株=70万株の買い越しで、金額ベースも買い越しです。
シカゴ日経225先物清算値は大証比105円高の14325円でした。
10:30 豪 8月 NAB企業景況感指数
14:30 中国 8月 鉱工業生産 前年同月比
14:30 中国 8月 小売売上高 前年同月比
15:45 仏 7月 鉱工業生産指数 前月比
17:00 4-6月期 四半期経常収支
21:15 カナダ 8月 住宅着工件数
原油相場はシリア攻撃の後退で下落傾向
2013年9月10日