チャート上の値動きを繋げてトレンドラインを引くことを学んだあとは、為替相場が一番注目している材料(ファンダメンタルズトレンド)を見極める目を養うこと。今が旬の注目トレンドが分かれば情報入手・判断が行いやすくなります。
為替や株式など金融市場は、その時々で注目されている事柄が変化します。皆が注意しているトレンドに関連したニュースが出てくれば価格が敏感に反応し、旬でないニュースは反応しにくい傾向があります。
FXサイトの目次
為替や証券のプロはファンダメンタルズのトレンドをどうやって見つけているのか
銀行や証券会社、資産運用会社で取引を行っているプロたちの姿をご想像ください
どのような情報を見ているかというと私達のような個人のFXトレーダーと変わりません。行っていることすら同じ。
- パソコンにニュースやチャートを表示
- テレビで世界中のニュースを流す
- 電話やチャット・メールで取引先や仲間と会話
- SNSやネットで情報を入手
- 実際に取引
●世界のディーリングルーム動画
つまり、プロもアマチュアも同じような情報を見て同じような行動をとっているのです。FXも株も同じ。
皆が注目している材料が為替相場のトレンドになる
そのため、皆が注目している材料があるとそのことについての新たなニュースが流れてくると市場価格に敏感に反応します。
例:シリア問題
例えば、2013年7月から8月にかけて中東のシリアではアサド政権が化学兵器を使用したとの疑いから米国による攻撃の可能性がありました。その折には為替をはじめ金融市場がその事でもちきりだったのです。
ところが今(2014年2月)は、まったくシリアの話は出てきません。内戦が終わったわけではないのですが。
例:中国の理財商品など不良債権問題
中国の経済危機に関する問題は、新たなニュースが流れる度に話題が盛り上がります。市場にも影響を与えますが、そもそも何の解決もしていないわけです。
しかし、ニュースごとにトレンドが出来て価格が上下します。
為替相場が重視する注目トレンドには流れがある
注目トレンドにもテクニカルのトレンドのように流れがあります。
価格が上昇するにつれて、相場は過熱します。しかし、過熱しすぎると更なる上昇にはもっと強いエネルギーが必要になります。
ニュースのトレンドも同じです。更なる価格上昇につながるようなニュース材料は、前のニュースより強烈な内容である必要があるのです。
そして、投資家・トレーダーが人間である以上は、同じ材料を繰り返されると飽きてしまいます。そこが織り込み済みやサプライズといった言葉に繋がるわけです。
ファンダメンタルズのトレンドを知る
FX会社が提供している為替情報はかなり豊富な内容。24時間配信のリアルタイムニュースやアナリストレポートなど多士済々。諸葛孔明や聖徳太子もびっくりなレベル。
その情報を毎日読んでいると、注目のトレンドに関するニュースや情報は頻繁にアップデートされますので、だんだんと情報の重要さや為替相場に対する反応が読めてきます。
重要ポイントをまとめると以下のような感じに。
プロもアマも同じ情報を見ている
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二度三度と同じような内容だと人は飽きる
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価格が動くには前を超える内容が必要
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ずっと為替市場を見ていると旬の注目トレンドが分かる
FXをはじめたばかりの人も真剣に読み続ければ話題が旬なのか飽きられているのかこの事を意識して読んでいればわかるようになります