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ユーロ崩壊時のリスクヘッジ手段:機関投資家向け

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ギリシャ危機・南欧州諸国危機・2016年の英ブレグジットとユーロ崩壊は、荒唐無稽なお話しではなくなってきました。

2017年は、欧州各国で選挙があり、反EU・ユーロ派が政権を取る可能性があります。フランス・オランダ・イタリア・ギリシャなどにそのリスク有。

もし、本当に、ユーロ崩壊という危機が起きた時に、どう対処すればいいのかロイターが6つのリスクヘッジ案をご紹介しています。

ほとんどが機関投資家向けなので、FX・日本の証券会社で気軽に個人投資家が扱える戦略ではないのが残念。


ユーロ崩壊時のリスクヘッジ方法

まず、第一に考えられるのがドイツ国債とスイスフラン。もっともスイスフランは高値圏にあります。

FXでもスイスフランは取引できますから、ユーロ崩壊時における個人投資家の現実的なヘッジ手段としてスイスフランは有力。

●ユーロ/スイスフランの月足チャート:2017年3月7日

ユーロ/スイスフランの動き

GMOクリック証券のFXネオ

2015年にはスイスフランショックが起きて、相場が急激に動きました。この時、スイスフランが一気に急騰。

ロイターが紹介しているリスクヘッジ手段はプロ向きながら見ておきましょう。FXをはじめとした個人投資家にとっても参考になります。

1.ユーロ離脱国のインフレ連動債を買う

ユーロはドイツにとって高く、他の国には安い通貨。そのため、ユーロから離脱した国の通貨は安くなる可能性が強い。

すると、通貨安によるインフレが起こるため、離脱しそうな国のインフレ連動債を買うのが一つの手段

★インフレ連動債:物価上昇率に応じて、元本もしくは利息(クーポン)の額が影響(調整)される債券。

日本の証券会社で、普通にオランダやフランスのインフレ連動債を買うのはムズカシイ。バンガード社が運用している世界物価連動国債ファンドはなどは、ユーロ離脱時のリスクヘッジには向きません。

2.CACとCDS

もし、ユーロから離脱すると、既存国債がデフォルトするかどうかが気になります。フランスがユーロから新通貨に切り替わっても、債務不履行になるとは考えにくい事態です。

ただし、ギリシャ・イタリアなど体力のない国だと不安です。

そのため、集団行動条項(CAC)やCDS(クレジットデフォルトスワップ)が人気を集めています。

★CAC:債券を保有している投資家の多数決で、償還期限や金利などの条件変更できる。2013年以降に発行したユーロ圏の国債には、このCACが付いています。

★CDS:買い手は保証料を支払い、契約している債券がデフォルトになると、損失を保証してもらえる契約。

3.フランス選挙前後のカレンダースプレッド

オプション市場で、フランス大統領選挙前の3・4月期落ちのプットを売り、5・6月期落ちのプットを買う

4.ユーロとスイスフランのボラティリティ買い

外国のFX・為替トレーダーは、フランス大統領選挙前後に、相場が大きく変動すると予想している。そこで、オプションを利用して、ユーロ/ドルやユーロ/スイスフランのインプライド・ボラティリティを買う動きがある。

インプライド・ボラティリティ:Free as a BIRD

  • 将来の変動率について、オプション市場参加者がどのように判断しているのか示唆している。
  • インプライド・ボラティリティはオプション価格を逆算して計算する。
  • 現在の変動率の状況をより正確に反映している。
  • ボラティリティの現在の水準と過去の推移をチェックし、ボラティリティの変動を予測する。

5.デンマーククローネの買い

トリプルA格付けと多額の国債収支黒字を持つデンマークのクローネを買う動きにでている。

デンマーククローネは、高値に上昇したため、中銀は、先月、市場介入を行っている。

すでに、デンマーククローネはスイスフラン同様に買われています。

英国のEU離脱選択を発端とした質への逃避で、クローネは対ユーロで約10年ぶりの高値まで上昇した。これを受けて、デンマーク中央銀行はユーロへのペッグ(連動)防衛のため市場介入を余儀なくされた。ブルームバーグ

このデンマーククローネは、日本のFX会社では取引できず。日本でも取引できるのは、サクソバンク証券くらいです。サクソバンクは、デンマークの有名FX会社ですから、デンマーククローネを取引したい方は、サクソバンクが良いと思います。

6.銀行株のプット期先物買い

オプションコストが低い今のうちに、銀行株のオプション期先物のプットを買うことで、ユーロ崩壊時のリスクヘッジにする。

もし、ユーロ崩壊が起きて、欧州の銀行株が下落した場合に、下落で利益を得るプットオプションを買う戦略です。

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