イエレンFRB議長が3月利上げにゴーサインをだしました。3月3日の講演で、雇用関係の指標とインフレがこのまま力強さを維持すれば、3月に利上げと発言。
FRB議長に就任して初めて、国内外で問題がない状況のため、金利は早いペースで上昇していく可能性があると指摘。
3月に入り、急に早期利上げ観測が浮上。
一つ、不確定要素なのが、FX最大のイベント「雇用統計」。3月10日に予定されているここで、悪い数字が出れば、利上げ観測後退になる可能性があります。
GMOクリック証券のFXネオ:8時間足チャート 2017年3月4日
「今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、雇用とインフレがわれわれの予想に沿って引き続き進展しているかどうか検証する」とし、引き続き進展していれば「フェデラルファンド(FF)金利の一段の調整が適切となる公算が大きい」と述べた。ロイター
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- 海外リスクは後退
- 雇用の目標は、おおむね達成しており、インフレは上向き
- 米経済の潜在成長率は約2%
- FRBの利上げ見通しは、トランプ政権の政策ではなく、経済成長に基づく
●フィッシャー副議長も利上げについて強く支持すると表明。
大統領選後の状況を見たうえで、ここ3か月で悪化した経済指標はほとんどない。
株価上昇・アニマルスピリッツが経済に影響をもたらすとのこと
●イエレン・フィッシャー両氏に先立ち、FRB高官から相次いでいた利上げ発言。
3月1日には、ブレイナードFRB理事も早期利上げを示唆しています。
株式市場の上昇も顕著ですし、インフレに対する警戒感も強まっていました。
とはいえ、急激な方向転換にはビックリです。
FXネオで見る各通貨の日足チャート
米国が利上げを行うと他国が風邪を引く形で、大きな影響を受けるかもしれません。
そのため、米国利上げが落ち着いた後に、リスクオフでドル安円高に動く場合がありますから、FXを取引する場合、利上げが現実になってからのドル買い円売りはリスクもあることにご注意ください。