為替相場の流れを知るための情報入手方法。FX初心者のよくある失敗は日々のニュースに振り回されること。24時間、日本・欧州・米国から政府・中銀・大手銀行などを中心に様々な情報がロイターやブルームバーグに流れてきます。
FX会社の無料ニュースは全部読むのが難しい量を配信しています。そのため、一つ一つのニュースに一喜一憂していると、為替相場のトレンドがどちらを向いているのか分からなくなります。
そこで、どのようにすれば、トレンドを把握できるのかをお知らせします。
FXサイトの目次
初心者はトレード上達のため、毎日15分で金融市場の情報を手に入れよう
FXのポジションを持っていなくても、できれば毎日為替情報に触れてください。朝起きた後に、朝食でも食べながら前日の為替・株価・金利をチェックする習慣が付けば理想的。
1.前日の終値をチェック
為替相場の変動要因は雇用統計や中銀の金融政策・リスク有無と様々。各市場の状況を確認。毎日の終値をエクセルに入力すべし。
最低、日米の為替・株価・金利を見ておいてもらいたい。ドイツDAXやブラジル ボベスパ指数・WTI原油なども可能であれば。
●ブルームバーグのマーケットデータ:最低限、見ておいて欲しい金融市場のデータが揃っているのでおすすめ。
※重要なことは継続。もし、事情があって抜けた日や指標があっても気にせずに空白でもOK。正確性は大事ながら継続することが何よりも最優先!
2.大きく動きがあった理由を把握
自分で入力していると、前日比で大きく動く日があるはず。そういう時は何かが金融市場であったので起きたことを読んでおく。為替や金融市場の情報を手に入れるおすすめサイト。
●経済情報まとめサイト:RSSで情報を取得しているので少し重いが金融市場のニュースをまとめて閲覧できる
●ロイター:大手通信社で、アナリストの将来予測・展望などの記事も重宝
●ブルームバーグ:ロイターに比べて事実を淡々と掲載。元債券トレーダーのマイケル・ブルームバーグ氏が創業し金利ニュースに強い。
3.チャートを見て確認
時間が許せば、為替チャートも見ておいて欲しい。データを毎日手入力することで、あなたの相場を読む力は上がっているはず。初心者でも1ヶ月~3ヶ月継続するとかなり成長します。
●SBIFXトレードの週足チャート。スプレッドが狭く1ドルから取引できるため初心者への入門口座としておすすめ。
移動平均線やトレンドラインとローソク足の動きを見ておくと先を読む力が付く。
●GMOクリック証券:こちらもスプレッドが狭い会社。比較チャートは、為替以外に日経・NYダウ・WTI原油・金利のチャートを確認できる。
為替は金利や株価との関係が強い。ニュースで見た動きと数ヶ月から数年の動きを併せて見ることで、近視眼に陥るリスクを回避できます。
4.大きな流れを推理
現在、起きていることは全て価格に反映されている=テクニカル分析の真髄。私はテクニカルが全てではないと考えていますが。
基本的に、現在価格は、今のニュースや流れを先取りして付いている価格。そのため為替市場で利益を得るには、将来を予測しなければいけません。1~3のステップを毎日実行していると、現在、為替市場が注目しているトレンド・将来起こり得る出来事を市場がどう予測しているかがわかってきます。
次のステップは自分なりに予測してみること。
例:2014年10月の注目事項
- 米国の利上げはいつになるのか
- 欧州経済の悪化はいつ止まるのか
- 日銀の追加緩和は実施されるのか
- エボラ出血熱の広がりと為替や株式への影響
- ロシアとウクライナの関係は
- イスラム国の未来と経済に与える影響は
それぞれ、どう考えるかで為替市場においてあなたが取るポジションが変わってきます。この4ステップを継続できればFXトレード入門編は卒業!
旅行・出張・仕事の都合で間が空いてもOK。空白期間のことを調べ直すのは大変ですから空白は置いておいて継続しましょう。