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外国為替取引は実需の経常・資本取引と投機の3つに分けられる。

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外国為替取引を行う理由として、企業の輸出入や、外国株式への投資、外為取引そのものから利益を狙う投機など様々なものがあります。

まず、取引を大きく3つに分類して見て行きましょう。ややもすればゼロサム取引・投機的と言われかねないFXです。

利益を得るためには孫子にならって敵を知り己を知れば百戦危うからず!

外国為替取引を3つに分ける。

大別すると以下の3つの取引があります。

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1.経常取引(貿易など)

2.資本取引(投資など)

3.投機取引(スペキュレーション)

1.2は、経済活動の必要性から行われる「実需」であり3が為替取引で利益を得ようとする「投機」です。

経常取引(実需)

企業が商品を外国に輸出すると代金として外貨が手に入ります。企業は手にした外貨を国内で使える通貨に変えるために外為市場で売ります。

企業が商品を国内に輸入する場合は、外貨で代金を支払う必要から自国通貨を売り、外貨を買って支払います。

決済通貨

ここで、決済通貨という概念が生じます。オーストラリア企業と日本企業を例にすると、輸出入を行う場合に、双方とも現地通貨で対応するとコスト高。

そこで、世界共通通貨である米ドルを利用することでコストを抑えることができるのです。これは南アフリカ・オーストラリア共に同じです。(もちろん、現地通貨を貰い両替せずにそのまま使うこともあります。)

●FXのスプレッドはドル/円が一番狭いように、実需取引で外国為替取引をする場合も同じくドルに絡んだ取引が低コスト。

スプレッドを比べて見る

私達が、海外旅行に行く場合には、米ドルもしくはその国の通貨を手に入れるために日本円を売り外貨を買います。その外貨を持っていき、現地での買い物や飲食・宿泊代などにします。

成田空港から海外へ

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資本取引(実需)

外国の証券(債券や株式)に投資する場合は、要求される通貨に応じて日本円を売り外貨を買って支払います。

外国企業が日本の証券に投資する場合は、逆に外貨を売り円を買って支払います。

投機取引(スペキュレーション)

私達がFXトレードで為替変動を狙い売買することも外国為替取引です。

投機(スペキュレーション)取引は、為替差益を目的として行う取引のこと。

実需取引に比べて取引期間が比較的短い特徴を持ちます。また、買いポジションを持っている人はいつか売りで決済する必要があるため、投機ポジションがどちらか一方に傾きすぎていると相場が大きく動く可能性が出てきます。

FXで顧客のポジション状況を知る

アルゴリズムトレードと高頻度取引(HFT)

近年、コンピュータの発達により超大手金融機関の取引は尋常ではないレベルに達しています。

AI(人工知能)を利用したアルゴリズムトレードも盛んです。株式・外為ともに様々な条件をコンピュータにプログラム化しておき、サヤ取りやプログラム売買を仕掛けます。

アルゴリズムトレード

これを追求することでHFT(高頻度トレーディング)が増えていき、時には事故を起こします。コンピュータをプログラム化すると究極的にはその時点での理想が導かれてどの会社のアルゴリズムも同じような売買になってしまいがち。

そうなると、本来市場の持っているアダム・スミスが言う「神の見えざる手」が機能しなくなります。

FXでも自動売買(システムトレード)が導入された初期に、利益が出ているプログラム(ストラテジー)に取引が集中しすぎて、取引不可や大きなスリッページが生じるなどの問題が発生していました。

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