外国為替市場が、円高に動く状況でもFXトレードは利益を狙って取引することが出来ます。それが、売り(ショート)ポジションです。
2つの通貨を交換する取引ですから、ある通貨を買う時にはもう一方の通貨を売ることになります。
ロング(買いポジション)とショート(売りポジション)
米ドル買い日本円売り=買いポジション(ロング)
米ドル売り日本円買い=売りポジション(ショート)
DMMFXのトレード画面
ショートは、左側に表記される通貨を売って右側の通貨を買っている状態。
円高を狙って【外貨を売る=ショート】することが出来る
初心者の方は、ドル買い円売りのポジション(ロング)の方がなじみ深いと思います。しかし、ショートを活用しないのはもったいない。外貨預金はドル買いしかできませんのでこれはFXならではのメリット。
●米ドル/円の買いポジションの損益⇒ドル高円安で利益、逆にドル安円高で損失
●米ドル/円の売りポジションの損益⇒ドル安円高で利益、逆にドル高円安で損失
慣れていないと外貨売りを行うことは違和感を感じるものです。そのため、外貨買いしかしないという投資家も多かったのですが、最近は様子が変わりつつあります。
みんなのFX:人数別売買比率:2014年2月5日
ドル/円は、オレンジの買いポジションを持っている人が74%と多い。一方、ユーロ/円では57%と同数に近づいています。
円安トレンドはドル買い(ロング)有利、円高トレンドはドル売り(ショート)有利ですから、上手くショートを活用してください。
DMMFXのドル/円日足チャート
売りポジションも買いポジションも新規注文画面で選ぶだけ。そこに違いはありません。
ドル/円は、売値と買値の差であるスプレッドも狭いため取引しやすい。ただし、日本円の金利は外国に比べて低いため売りポジションはスワップポイントがマイナスになることが多いので長期間保有する時はご注意ください。
売りポジション(ショート)は円安に動くと損失、円高に動くと利益になります。
ショートは日本語で空売りと呼ばれることもあり、特に株式市場では相場が崩れる時に政治家がクレームをつけることがあります。
もっとも為替相場の場合、売るのも買うのもどちらかの通貨ですから株式市場に比較すると問題にされる度合いは少ないといえます。
ショート(売り)ポジションを持てると心理的に有利
円高局面でも利益を得られると共に心理的にもプラスです。
もし、買いポジションしかできないと、いつも買いに有利な情報が見ることになり相場に必要な中立性を失くします。特にポジションを持っている時はそうなりがち。
チャンスも増えることから、失敗した時の決済も素早くなります。まだ一度も売りポジションを持ったことのない人は、デモトレードでも構いませんし経験してみてください。案ずるより生むがやすしで慣れてしまうと簡単にできますよ。