FXトレードにおいて、サポートライン(支持線)とレジスタンス(抵抗線)は重要なポイントです。テクニカル分析の中でもトレンドラインとともに分析手法の基本です。
価格は、一直線に上昇や下落をするのではなく、ジグザグに上昇と下落を繰り返していきます。そのために、価格に「高値の山」と「安値の谷」ができます。
この山と山を繋いだ線がレジスタンスライン、そして、谷と谷を繋いだ線がサポートラインです。
サポートラインとレジスタンスライン
サポートは、名前通り、支えるという意味でサポートラインもしくは支持線と呼びます。サポートラインは、相場の下落を支える・受け止める線になります。
レジスタンスは、抵抗という意味でレジスタンスラインもしくは抵抗線と呼びます。レジスタンスラインは、相場の上昇を止める・抵抗する線です。
サポートとレジスタンスは、名前通りのイメージであるため、覚えやすく分かりやすいですね。
下記は、英ポンド/円のチャートですが、高値と高値、安値と安値のポイントで、為替レートの価格が止まっていることが分かります。
なお、最後は突き抜けて下落しています。
※ライブスターFXのチャート
FXトレードを行う人間にとって、前の高値や安値は、どうしても意識するポイントになります。
レジスタンスラインに近づいたときの心理
・前の高値近辺で買っている人は、損失がゼロに近づくため、「やれやれ」と決済の売り注文を出しやすくなります。
・安値で買っている人は、一旦、利食おうかと、決済の売り注文を出しやすくなります。
・レジスタンスラインで為替相場が止まると考えて新規の売りポジションを持ちたい人もいます。
このような思惑から、レジスタンスラインに近づくと売り注文が増えて下落しやすくなります。もちろん、サポートラインの時は逆の心理状態になります。
レジスタンスラインとサポートラインのブレイク
毎回、相場がレジスタンスとサポートラインで止まっている状態は、「レンジ相場」と呼びます。ただし、いつもサポートで支えられ、レジスタンスで抵抗してくれるとはかぎりません。
時には、サポートやレジスタンスを破り(ブレイク)して、上昇や下落してしまいます。その場合、サポートやレジスタンスで止まると考えていたFXトレーダー達が一斉に反対売買を行い、ブレイクしたとたんに大きく上昇(下落)することがあります。
サポートやレジスタンスを破るためには、大きな売買エネルギーが必要となるため、突き破ってからもエネルギーが残っていると上昇や下落が大きくなるのです。
ライブスターFXのサポートとレジスタンス
スワップポイントの高いライブスターFXは、テクニカルチャートの中に、「サポートとレジスタンス」を用意していることため、簡単にチャート上に表示することができます。
○サポート&レジスタンスのないライブスターFXチャート
○サポート&レジスタンスを設定したライブスターFXチャート
上のふたつのライブスターFXのチャートを見ると、サポート&レジスタンスのラインが表示されることで、為替レートの止まりやすい場所が分かりやすくなりました。
サポートとレジスタンスは、基本的な分析手法になりますので、ぜひご活用ください。ライブスターFXのチャートだと簡単に表示や削除ができるので便利です。