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現在の経済状況は第二次世界大戦前と似ているところあり。

量的緩和を無事に終了させることができるかどうかに、今後の為替相場の動きはかかっています。非伝統的金融政策と言われる量的緩和。しかし、1930年代から40年代半ばにかけてFRBは、量的緩和に似ている金融政策を実施し、長期金利を低下させました。

少し、過去の歴史を振り返ってみましょう。

FX・為替・株式で稼ぎたい方・勉強している方は、ぜひ、歴史に学びましょう。今は、正念場です。


民間のバブルは政府・中央銀行の負債拡大に繋がる

好景気で民間の投資が増えていくとバブルが拡大していきます。この状況でいつかバブル崩壊すると分かっていても民間の企業や金融機関はレバレッジをかけて負債を増やしていくという動きを続けます。

ライバル企業と常に比較される民間の経営者は、バブルの只中で、手綱を引き締めることなど不可能。オーナー経営者でない限り、ステークホルダーの圧力に抗しきれず、負債を増やして売上・利益を求めます。

経済成長ペースを超える行き過ぎた成長は、いつまでも続かず、バブル崩壊・金融危機が生じる結果。

すると政府が国債増発・財政拡大路線を取り、民間の負債を吸収して、景気を支える時代が到来。

さらに、政府の負債が限界に来ると、中央銀行は、財政ファイナンスによって、政府の発行する国債を実質的に引き受けることになってしまいます。

これも行き過ぎると、中央銀行の負債拡大により、紙幣の信用不安が台頭して、インフレ率が上昇。

そして、行き詰った経済システムは、新たな仕組みを作り上げることになるのです。

 

負債サイクル

ちょうど、現在の世界経済は、中銀の負債拡大が行き過ぎて、インフレ率が上昇しかけているところ。この次に来るのは、新体制の構築になる可能性が高い状況。

今後の行方が心配ですね。

日米金利

GMOクリック証券のFXネオ

日米長期金利のうごきを見ると大底をうち上昇に転じる気配。

第二次世界大戦前の状況:米国

1914年から18年にかけての第二次世界大戦が終わり、米国のメロン財務長官は、関税率を上昇・税金引下げにより、国家債務を削減する施策に着手。

また、この時期は、米国の自動車産業・観光業が急成長・繁栄の時代。住宅・設備投資は大きく伸びて経済は活発化。

ところが、1929年に好景気はピークを迎えて、1929年10月24日にウォール街の株価は大暴落。

1929年10月24日(ダウ工業株平均は9月3日に最高値381.17を付けたばかりだった)、市場は遂に崩壊し、恐慌的な売りが始まった。1931年、アメリカ合衆国上院にペコラ委員会が創設され、崩壊の原因を調査することになった。アメリカ合衆国議会は1933年にグラス・スティーガル法を成立させ、預金と貸付を取り扱う商業銀行と、株式、債券など有価証券の引受、発行および配布を行う投資銀行との分離を決めた。wiki

大恐慌の嵐が吹き荒れる中で、フーバー大統領は、増税・保護主義のスムート・ホーリー関税法などによって苦境を脱することを考えたが失敗。

ルーズベルト大統領のニューディール政策。そして、大恐慌からの第二次世界大戦へとつながっていきます。米国経済の歴史:wiki

そして、1930年代に米国の連邦・地方債務比率は増加していきます。

「未知のリスクにさらされる世界の経済」:真壁昭夫氏&平山賢一氏の共著によるとレバレッジの主役が民間から政府に移ったとされています。

  • 1929年の政府債務はGDP比率:29%
  • 1933年:72%
  • 第二次世界大戦時:119%

この時に大量発行された国債は、FRBが購入して長期利回りを抑える形を取りました。いわゆる量的緩和に似た国債引き受けとも言われる施策。

どんどん買い続けたために、FRBの国債保有残高は、第二次大戦終了時で国民総生産の10.6%。

FRBのマネタリーベース比率(GDP対比)は、1929年の6%→1945年に15%まで上昇。

1929年を境目に悪化した景気は、ニューディール政策(公共事業による経済対策)で、一時は回復するも、1930年代後半に再び失速。戦争(財政拡大政策)によって、財政増大・供給システム破壊・需要増加を生むことになりました。

現代の状況:2017年

麻生副総理をはじめ、日本の首脳たちも現代の状況が第二次世界大戦前に似ていることを危惧しています。

1990年代のITバブルからその崩壊。そしてサブプライムローンバブルから崩壊の中で、企業や家計の負債は増加しました。そして、サブプライムローン・リーマンショック・金融危機と続く中で、政府・中銀の助けを受けた民間の負債は減少するも、その代わりに政府債務は増加。ギリシャをはじめとする南欧諸国は破綻の危機に陥りました。

そこで、限界に近づいた政府から中央銀行へと負債の主役は移り、日米欧と量的緩和政策で、経済を支えているのが現在の状態。

いよいよ、米国が量的緩和から金利引き上げに動く中で、上手に金融正常化に動けるのかを世界が見守っています。

第二次世界大戦前は、ブロック経済(保護主義)が台頭し、世界戦争によって、それまでの秩序を破壊する至りました。それによって、供給減少・復興需要・新たな通貨・経済政策の導入に進んだのです。

米トランプ政権・欧州の状況を見ていると保護主義の台頭が見られており、戦前と同じ道を歩んでいるように見えるのはとても気になります。

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