外為オンラインは、サイクル注文・iサイクル注文という連続発注機能をリリース中。
これは、マネースクウェアジャパンのトラリピと似た発注方法。
外為オンラインの連続発注機能
外為オンラインの連続注文は、サイクル注文及びiサイクル注文の二つがあります。ここでは、その違いを含めて紹介しておきます。
サイクル注文とは何?
注文時に為替相場の範囲を指定して、一定間隔の値幅でイフダン注文を同時発注。
※イフダン注文=新規と決済の二つの注文をセットで出す方法
サイクル注文は、注文が成立⇒相場変動⇒決済完了後に、最初に指定したイフダン注文を自動的に繰り返す手法。
為替相場が一定のレンジ内で変動を繰り返している場合には有効に活用できる方法。
新規注文入力画面の注文種類から、「iサイクル注文」を選択すると、下記の画面が表示されます。お客様は、「想定変動幅・ポジション方向・対象資産」の3つを設定して計算ボタンをクリックすると、システムが自動計算し、最適な注文方法を表示します。想定変動幅は「参考期間」をメニューから選択することでも設定できますので、初心者の方でも非常に簡単です。
■参考期間とは?
過去の値動きで、どれくらいの期間を参考にするか選択します。
参考にする期間によって、取引条件を算出する際の想定変動幅が決まります。
■対象資産とは?
iサイクル注文で取引をしたい金額を入力します。
なお対象資産は、取引条件を自動算出する際に参考となる値で、お客様の損失を限定するものではありません。■想定変動幅とは?
取引条件を算出した際、ポジションにおける指値から逆指値までの幅を示します。
■ポジション間隔とは?
複数のポジションを注文(保有)した際、ポジション同士の間隔を示します。出典:外為オンライン
●外為オンラインのサイクル画面:ある程度の資産が無いと証拠金不足で連続発注できません。下記は50万円の対象資産で計算。
- 「サイクル注文」:予め指定した値幅の範囲内で注文が繰り返される
- 「iサイクル注文」:指定した変動幅を保ちながら相場の動きに自動追随して注文。
iサイクル注文はレンジ相場を外れても追随
通常のサイクル注文は相場の範囲を決めておくため、その決めた範囲を上抜けや下抜けすると使えなくなります。
iサイクル注文は相場の動きに併せて繰り返し自動発注することがメリット。
外為オンラインのサイクル注文は、トラリピに比べて自動化されている点が多く、想定変動幅や対象資産額を決めるだけでシステムが自動計算してくれます。
そのため、初心者など損切り注文の設定方法や売買ポイントが分からないという方におすすめという記事を見かけることも。
確かに自動的に最適な注文を計算してくれるというのは便利です。初心者でも通貨ペア・売買の方向性・投資金額を決めれば売買可能。
しかし、その分、利益や損失が出ても、なぜなのかという点に繋がらない。上達しないのではないかと危惧します。
決して少額ではなくある程度まとまった金額を運用することになるので、初心者こそ、普通の売買方法で取引に慣れていただきたい。それこそ、レンジ相場とトレンド相場の区別が付かないような状態では手を出さない方が無難。
スプレッド以外に取引手数料が生じる
この注文方法は、スプレッド以外にも、片道1万通貨あたり200円の取引手数料が取られます。
外為オンラインの米ドルスプレッドは1銭なので、往復取引した時の総コストは1万通貨あたり500円。
トラリピの場合、同じく米ドル/円を1万通貨取引すると手数料600円、スプレッド4銭で往復総コストは1,000円
※2015年1月31日までiサイクル注文の手数料無料のお試しキャンペーンも実施。
これからも他の会社で連続発注機能は登場してくるかも。FX会社は取引量を増やしたいと考えているので取引が連続する当機能は収益増加につながる。