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1月の動きと年間の為替相場のトレンド(円高・円安)が一致するという経験則は正しい?

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1月の為替相場の動きが円高・円安どちらに動いたかで、年間の相場動向が分かるという経験則(アノマリー)は有名です。特に1970~90年代はその傾向がはっきりしており、1980~1999年間の20年間に限定すると17勝3敗と高い確率の経験則。

FXを取引する方・外貨預金の方、中長期で外貨運用を考えている方には知っておいて欲しい法則。

1月の動きで年間の為替相場のトレンドが分かる理由

なぜ、1月の為替相場が動いた方向に年間の相場が一致するのでしょうか?理由はいくつか考えられます。株式相場の格言として、「ジャニュアリー・エフェクト(1月効果)」という言葉が有名=1年の相場の方向性は1月で決まることが多い。

  • 市場参加者がこの経験則を知っており、ポジション保有時に意識している
  • 海外の機関投資家やヘッジファンドが、1月に年間シナリオを元にポジションを構築し、年間の米ドル/円相場に影響を与える
  • 年末に利益を確定させた後に、1月~2月に新規ポジションを作りやすく、そのポジションの方向性が影響する

野球やサッカーで先制点を取ったチームの勝率が高いのは分かります。米ドル/円など為替相場の場合は1年12ヵ月なので1/12ですが、ちょっとは関係あるのかもしれません。

ところが、2000年以降は、この経験則が当てはまりません。

米ドル/円の1月相場と年間相場一致

為替相場の円高・円安

2000年からの15年間で「7勝8敗」と負け越しています。これでは、大相撲の番付も落ちてしまいますね。

○米ドル/円の年足チャート:GMOクリック証券

米ドル円の年足チャート

1本のローソク足が1年間の動きを表します。2015年もこのまま円安トレンドが進むと1月が円高だったためにはずれ。

ロイターのコラムでは、みずほ証券の上野泰也氏が、この現象を分析しています。

ところが、2007年から14年までの直近8年間では、この「1月効果説」は3勝5敗の負け越しで、勝率は37.5%にとどまっている。その原因として考えられることは、以下の3つである。

まず、米国で住宅バブルが崩壊してサブプライムローン問題が深刻化した2007年から、ドル円が75.32円(11年10月31日)と76.03円(12年2月1日)でダブルボトムをつけるまでの時期については、欧米でリスクが高まる中で、マネーが日本の円に逃避した「リスクオフ」の円高局面だったことが挙げられる。1月中に限ったドル円のベクトルがどうであるにせよ、年間では円高ドル安が進みやすかった。

2007年と11年は、1月に円安ドル高のシグナルが出ていたが、円高の大きなうねりには抗し切れず、「1月効果説」は外れた。

次に、2012年から14年までの時期については、日米欧の中央銀行が市場にサプライズをもたらす大胆な金融緩和策を実行する中で、年初に構築した相場シナリオを年の途中で大幅に変更せざるを得ないケースが多かったと考えられる。

ロイター:ドル円「1月効果説」が当たらなくなった訳=

上野泰也氏が年間相場と1月相場が一致しなくなった理由として、年間シナリオが通用しなくなったことがあげられます。機関投資家・個人投資家に限らず、投資期間が短くなっていることは大きな理由でしょう。FXにおいても昔のスプレッドは5銭や20銭といった広い水準です。それが2000年以降のパソコン普及で、電話取引がオンライントレードに置き換わり、取引コストが大幅に引き下げられてスプレッドが狭くなりました。

これは、機関投資家でも同じで、短期トレードでも採算が合うようになってきました。そうなると投資シナリオも1年間を見通すより短期が中心になり、1月に建てたシナリオが転換する可能性が増えています。

また、グローバル化の進展で、金融市場の一つがクラッシュした時には、世界全体にその影響が広がり、これもまた年の途中でシナリオ転換の可能性が出てきます。

この経験則、今ではあまりあてになりません。しかし、12月~1月にかけては、1月に円高・円安になるかが年間の為替相場を決める!という話が出てきますので、信じすぎないようにしてくださいね。

為替市場をみると、特定の月で円安傾向は見られなかったが、7月~10月の夏場に円高傾向が観測された。債券市場では安定的に6月に金利上昇が観測され、9月以降の年後半では金利低下が観測された。

月次効果アノマリー (1月効果等) を再検証:ニッセイ基礎研究所

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