オーストラリアドルは、先進国の中でもスワップポイントが高く人気がある通貨

オーストラリアドル(豪ドル)は世界の投資家に人気です。日本でもFX投資家や外貨預金・外債投資家の人気を集めています。

豪ドル人気の第一番目はスワップポイントの高さ

新興国で高い金利の国はあっても先進国で高金利の国はオーストラリアだけ。かつてのロシア・アルゼンチン・タイなどのように新興国は経済のクラッシュに見舞われる可能性が高く高金利な分、大きなリスクを抱えていました。

もちろん、オーストラリア経済に問題を生じる可能性もありますが、他の新興国に比べると情報も入りやすくリスクが少ないと考えられています。

国債の利回り比較では5.23%(2011年5月27日)と先進国の中で最も高い利回りとなっています。
また、米国の格付け会社S&P社による信用格付けでも「AAA」という高い格付けを得ていることから信用リスクが低いといえます。

S&Pによる主な国の信用 格付け(2011年5月)
AAA:米国、英国、ドイツ、フランス、カナダ、オーストラリア
AA:スペイン、カタール
AA-:日本、中国、サウジアラビア
A+:イタリア、チリ
A:アイルランド、韓国
BBB:ロシア
BBB-:ブラジル

この金利の高さと信用度の高さからFX投資家にとり、豪ドルの取引は人気を集めています。 スワップポイント狙いの投資家は、豪ドルの買いポジションを長期保有して金利差収益を狙い、短期投資家は豪ドルのトレンドを見極めて売買を行います。

豪ドルを売買するために、オーストラリアの基礎知識と変動要因を見ていきましょう。

オーストラリアの特徴:資源国&農業国

オーストラリアの特徴として世界有数の資源国という点が挙げられ、その国土はボーキサイト(アルミ原料)・チタン・ウラン・鉄鉱石・金といった豊富な資源を産出しています。

また、日本でも豪州ビーフ・羊毛・小麦といった豪州産農産物を食べる機会があると思いますが、広い大陸を生かした農業国としての側面も持ち合わせています。

◆オーストラリアドルチャート(月足)

豪ドル円の月足チャート

GMOクリック証券のFXチャート

オーストラリアドルの推移

1990年代後半:オーストラリアドル下落

・アジア通貨危機からロシア・ブラジル等の新興国危機へと広がりオーストラリア景気悪化・政策金利引き下げ ・投資マネーが米ドル等に向かい資源および資源国通貨の価値が下落

2000年~:オーストラリアドル上昇

・中国・インドなど新興国の成長により資源価格が上昇 ・政策金利の引き上げ ・オーストラリアの景気好調 ・高金利通貨・資源国通貨の人気化

2007年~:オーストラリアドル下落

・世界金融危機の影響で資源価格が下落 ・大幅な政策金利引き下げ・投資マネーは、金融危機により資金回収(高金利通貨や資源国通貨が下落)

2008年~:オーストラリアドル上昇

・世界的な金融緩和、中国の成長による需要増等による資源価格の上昇 ・政策金利の引き上げ ・景気対策や中国向けの輸出拡大等でオーストラリア景気が回復 ・投資マネーが金融緩和により資源に流入、高金利通貨や資源国通貨も人気化

オーストラリアドルを巡る要因

1.資源価格

資源価格の上昇はオーストラリア経済にプラス要因、資源価格の上昇は豪ドルの上昇に繋がり下落は豪ドルの下落に繋がりやすい。

2.新興国の成長と資源需要

新興国の成長は資源需要を増加させ資源価格の上昇および売上を増加させる。 中国・インド・ブラジル・アジア地域は、成長を続けておりG8による経済成長からG20による経済成長へと少数の国による経済牽引から多数の国が成長し経済的に分散していく流れが続いています。

3.オーストラリアの景気

資源価格上昇・新興国の成長は豪景気にプラス。主要貿易相手国一位が中国になっているように豪経済にとって中国の景気動向は大きな影響を与えます。

4.オーストラリアの金利

2009年に3%まで下がった政策金利が上昇を続けてきましたが、今後の上昇ペースは大きなものにはならないでしょう。金利が上昇した場合は豪ドル上昇要因です。

5.投資マネー

オーストラリアドルは資源国通貨として投資マネーの流入を招きややすい性質を持っています。

そのため、金融危機等により投資マネーがリスク回避の動きを見せた場合などには下落要因となります。資源価格の動向・投資マネーのリスク選好度は注目点です。

豪ドルのスワップポイント

豪ドル/円の買いポジションを一万持った場合は、100円~115円/一日です。年間で、約3.6万~約4.1万円を得られます。

外貨定期預金では一年で約2.5%~約3%程度が多く、為替手数料を考えると外貨預金で高金利を狙うよりFXでスワップポイントを狙う方がコスト・売買の自由度からお得といえます。

<スポンサーリンク>
 
サイドメニュー1
GMOクリック証券

スプレッド&スワップの比較

FXの初心者入門ブログ

このページの先頭へ