長年のFX経験を生かし、為替の市況と分析予想を行うサイト。初心者向けにFXの戦略・戦術(兵法)を紹介しています。

トレンドラインを利用したFXトレードは、テクニカル分析を利用する基本中の基本。ストキャスティクスやMACDといった分析ツールを組み合わせて使うことで確率の高い売買ができるようになります。

難しいトレード分析を覚えるよりも、最初は、FXのトレンドラインエントリーとストップロスをマスターすれば、はじめたばかりの初心者だけでなくベテラントレーダーになっても利用可能。

FXの上昇及び下降トレンドエントリーとストップロス設定

上昇及び下降トレンドラインは、為替相場に頻繁に登場します。綺麗なトレンドラインを描ける相場であれば、仕掛けのチャンス。なお、トレンドラインは3つ以上の点を通ることが望ましい。

そうはいっても、FXは、トレンドラインをブレイクすることもあれば、結果的にダマシで元に戻ってしまうこともあり、ダマシを完璧に見破ることはできません。そのため、ダマシに合う可能性を考えてストップロスを設定してトレードに望みましょう。

また、永遠に続くトレンドラインは無く、いつかはブレイクされてしまう。トレンドラインに近づいては破れず、元のトレンドに戻るを繰り返していくちに、ブレイクする確率は高まると思ってください。

トレンドラインでのFXトレード売買戦略

そのため、どちらに動くのかを予想するのではなく、上昇と下降の双方に対処できるようにトレード戦略を立てて置くのが大事。

外国為替市場には、大量の参加者がいるため、前回の高値・安値・トレンドラインが有効に活用できます。

●トレンドライン手前での新規売りエントリー

為替相場が下からラインに近づき、ブレイクできずに下落し始めたところで【売り(=ショート)エントリー】を行う。

 

トレンドラインブレイクでの売りエントリー

ストップロスは、トレンドラインの上に10~20ピップス離れた辺りに置いてください。思い切った戦略を取りたければ、ストップと同時に新規の買いポジションを置くこともできます。逆指値による新規エントリーでドテンを行うことになります。

トレンドラインのブレイクが起きずに、下降すれば、順調に利益が増えていくはず。チャネルやフィボナッチ・リトレースメント・オシレーター系指標を使って利食いポイントを決めてください。

●ブレイク時に新規エントリー

トレンドラインブレイク時の買いエントリー

トレンドラインをブレイクする前に、ブレイクした時のために新規買いエントリーを仕掛けておくか成行でエントリーを行います。ブレイクせずにダマシのケースもありますからトレンドラインの下10ピップス辺りにストップロスを設定。

ダマシだった場合には、約20ピップス程の損失を覚悟しておくこと。

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そこから、考えても利食いは20ピップス以上を確保できそうな相場で仕掛けることが大事。20ピップスを得られそうにない相場は仕掛けずに見送る勇気を持ってください。

●ラインブレイク後に、レジスタンスへと変化

DMMFXの英ポンド/円チャート

ラインブレイク

トレンドラインをブレイクした後に、再度、旧ラインに接触して抜け切れない場合は明確なシグナルになることが多い。

 

チャネルでのエントリーとストップロス戦略

二本のラインで挟むチャネルでのエントリーは、出会うことが多く、ゆえにチャレンジすることが多くなるFXトレードになるでしょう。

 

チャネルでのトレード

チャネルは、短期チャートに現れやすく、日足・週足チャート等ではトレードしにくい。上昇・下降・横這いの3つに分類され、それぞれに適したスタイルでトレードすること。

  • 上昇チャネルのサポートラインから少し上昇した場面で買う
  • 上昇チャネルのレジスタンスラインで下がったところで売る
  • 下降チャネルも同様のエントリーを行う
  • チャネルラインの外側10ピップス前後にストップロスオーダーを置く

チャネルのブレイク時

 

チャネルブレイクについて

上昇チャネルのレジスタンスをブレイクして更に急角度で上昇していくパターン。下降トレンドのサポートをブレイクして一段安を目指すパターンはリスクが大きいので、明確なシグナルサインやファンダメンタルズ的な材料がない限り仕掛けない。

横這いチャネルでの注意点

横ばいに動くチャネルは、短い時間足チャートで出やすい。東京時間の午後などで為替相場の動きが緩やかな場合に頻繁に出てきます。FXトレーダーのイグロック氏によると、以下のセオリーが当てはまるケース。

◆FXのトレンドライン:横這いチャネルのケース

  • 多くの場合、最初のチャネルブレイクはダマシ
  • ブレイク後に、チャネルの内側に戻る
  • チャネルに戻った後、逆方向のラインをブレイクする
  • 逆方向にブレイクした後、今までのチャネル幅を超えて動き出す

これは、ボリンジャーバンドの分析でも頻繁に登場するケースで、低いボラティリティが続いた後、最初のブレイクはダマシの可能性が高く、逆方向に動き出すケースは確かに多いと思います。

●DMMFXの5分足チャート

チャネルのブレイク

横這いチャネルの中で、下落時に生じた最初のブレイクはダマシでした。その後に上昇に転じたパターン。ただし、ここでは、その後に下落へと転じている。

FXのトレンドラインを利用したトレードは、有効な手段ですから、勉強して活用できるようにしましょう。

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