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南アフリカは、人口5,298万人、GDP総額は約3500億ドル(2014年)規模。

  • 南アフリカランドの呼び方:ZAR、ランド
  • 硬貨は 5, 10, 20, 50セント及び1,2,5ランド
  • 紙幣は 10, 20, 50, 100, 200ランド

元祖スワップポイント狙いの南アフリカランド

南アフリカランドは、高金利通貨・資源国通貨として人気が高い。FXトレードが始まってしばらくした2000年過ぎには、元インターバンクディーラーで、FX湘南投資グループ代表の野村 雅道(のむら・まさみち)氏が、南アフリカランドでのスワップポイント狙いを提唱していた。もちろん他の方も。

●南アフリカランド/円のスワップポイント(2015年6月5日)

スワップポイント狙いの南アフリカランド

SBIFXトレードの為替レート画面。スワップポイントは1万通貨あたり15円。他の通貨ペア、豪ドル/円やNZドル/円に比べて低く感じるかもしれません。

しかし、南アフリカランド/円は取引レートが10円前後と米ドル/円や豪ドル/円の1/10。そのため他の通貨と同等に比較する場合はスワップポイントも10倍と考えることができます。最低取引単位を1万ドルではなく10万ドルに設定しているFX会社も。

●南アフリカの名目GDP:米ドル建てのGDPは低下傾向

南アフリカの名目GDP

出典:世界経済のネタ帳 南アフリカは、金をはじめとした鉱物資源を豊富に産出する。ただし、金生産において世界一位の座を占めていたのは昔の話で、産金量は中国に抜かれている。

南アフリカランドのデータやサイト

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外国為替相場は Investing.com 日本 によって機能されている。

Investing.comInvesting.com 日本 によって機能された外国為替チャート。

 

南アフリカの主な特徴と変動要因

南アフリカの輸出入に関するデータ。

  • 輸出:719億ドル(2012年)
  • 輸入:832億ドル(2012年)
  • 輸出品:金、貴金属、鉱物、化学製品、食料品、繊維製品機械製品、自動車類
  • 輸入品:食料品、鉱物製品、機械製品、自動車類、化学製品、繊維製品
  • 主要貿易相手の輸出:中国、米国、日本、ボツワナ、ドイツ(2013年)
  • 輸入:中国、ドイツ、サウジアラビア、米国、インド、日本 (2013年)

出典:外務省

南アフリカランドは資源国かつ高金利でスワップポイントを狙った取引が多い。実際に金利は高め。しかし、インフレ率の高さ、経済的な不安定さを抱えているために弱さを魅せる時がある通貨。

高金利=高インフレ率通貨の結果との側面が高いために、安易に買いポジションを持ち続けるとリスクも大きい。

長期的に見ると弱い通貨

南アフリカランド/円の月足チャート:クリックすると拡大

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GMOクリック証券

1996年頃は28円だった南アフリカランド/円は、2015年には10円前後で推移。最近は安定していながら、長い目で見ると大きく下落している。

鉱山会社を巡るストライキ・高い失業率と経済不安が大きくなると下落する場合がある。金を含む資源価格が下落すると南アフリカランドも弱くなる傾向。

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