メイ首相が、2回めの国民投票に言及したことで、英ポンドは荒れ模様。
米ドル/円は、4時間足での上昇トレンド。短期足での横ばいという動き。
6月上旬に予定の4回目採決に向けてメイ首相の新提案は、離脱を巡る国民投票再実施の可能性や関税同盟での譲歩を含むも、どうも賛成ムードはありません。
これに対し、労働党のコービン党首は、首相の提案は「おおむね従来案の二番煎じ」にすぎず、党として賛成できないと表明。与党・保守党内でもデービス元離脱担当相やリースモッグ議員といった強硬派らが反対の意向を示した。このほか、次期首相の有力候補のボリス・ジョンソン前外相とラーブ前離脱担当相も反対を表明した。ロイター
本当に、英国はどうしたいのでしょうか。メイ首相もういいと政権を放り投げたくなってもおかしくありません。
これが否決されたら、解散総選挙?それとも二度目の国民投票? こういうときは、調整型よりもブルドーザーのような豪腕型がゴリゴリ進める方がいいのかも。間違った道に進むリスクはありますけどね。第二次大戦時、宥和政策のチェンバレンから、豪腕型のチャーチルへと流れが変わったように。
2回目の国民投票に言及したメイ首相の発言から当初は140.70から141.712まで1円飛んだポンド円でしたが、ブレグジット党の躍進から果たして今までのように国民投票=離脱否決との反応になるのかどうかを市場は慎重に判断しようとしており、現在は140.80まで反落中でほぼ『行って来い』となっています。
— FXの売買速報@JFX小林芳彦 (@JFXkobayashi) May 21, 2019
米ドル/円は、110.50円を維持できるかがポイント。
◆米ドル/円の15分足 アイネットFX 2019年5月22日 09:05
- レジスタンス:110.585円、110.600円、110.629円、110.670円
- サポート:110.51円、110.50円、110.479円、110.440円、110.336円
12:42追記の支持・抵抗線
- レジスタンス:110.562円、110.585円、110.624円、110.670円
- サポート:110.500円、110.464円、110.442円、110.418円、110.338円