FXで大損するのは過大なレバレッジが主な原因
例えば、2016年2月の円高局面では、1月29日に121円台だった米ドル/円が2月11日には110.987円と110円台に突入。
10日で10円の円高ですから、過大なポジションを持っていて、大損したFXトレーダーが出ています。レバレッジ自体は、トレーダーの保有資産と保有ポジションの関係で決まるため、FXだけ特別金融商品の中で怖い・リスクが高いということはありません。
レバレッジの計算方法はこちらです。
●米ドル/円の1時間足チャート:DMMFX
ハイレバレッジの危険性を把握しリスクに耐えられるポジションにしておこう
あまりにも高いレバレッジ=ポジション量が大きいと、上記のように為替相場が大きく動く時に損失を出してFXトレードの世界から退場を余儀なくされます。
スキャルピング・スワップポイント狙いなどトレードのやり方により、保有ポジションは様々ですが、ハイレバレッジが危険なことに変わりはありません。ハイレバで大儲けの夢を見るのは自由ですが、儚いまま大損してしまう人が95人はいるのではないでしょうか。
約3億円貯めた神戸在住のFXトレーダーさんが、2016年に入り約4.5億円の損失を出したようですが、利益が乗る都度、買いましするというリスクの大きいトレード手法を取っていた模様。
更にプッシュ!
NZD円追撃800枚、合計2400枚、含み益1100万円
こんなもんで利確はしない
取れる相場は全部取る
中途半端な同値逆指値なんかもいれない
負ける時は大きく負けていい
だが、勝ちは更に大きく取らせて貰う!
この方は、NZドルをバンバン買っていた模様ですが、2400万NZドルを保有していた模様。相場が思い通りに動けば大きな利益が取れても逆方向に動けば一気に損失が膨らみます。
1万米ドルを保有した時の相場変動による損益
※スプレッドやスワップポイントは考慮していません。
1万通貨を取引する場合は、1円動いても1万円の損益。今回のように10円動いた場合は10万円の損益です。1万米ドルは1ドル=100円で計算すると100万円ですから、そこそこの取引量。
100万米ドルだと1億円の取引になりますからね。10円動けば、1千万円の損益が生じる計算になります。100万~1000万米ドルの取引をすれば、1千万円や1億円儲かる時もあれば、損する時もあるんです。
普通のFXトレーダーが取引するのは、多くても50万通貨位でしょう。それ以上になると経験を積んだベテラントレーダーや資産家の領域。気軽に取引すれば火傷してしまいます。
レバレッジは、FX会社が決めるものではありません。保有ポジションを増やせばレバレッジ倍率は上がり、減らせばレバレッジも下がります。