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  1. FXトレード手法
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FXを自己判断で売買する裁量と自動でコンピュータに任せるシステムトレードの比較

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裁量トレード対システムトレードはどちらが有利?ん、自分で判断しないで取引をする方法もあるのかと初めての方は思うかも。

FXを取引するには自分で売買判断を行わずプログラムに任せる「システムトレード(自動売買)」という取引方法と自分自身で買いおよび売りのタイミングを判断する「裁量トレード」の二つの方法があります。

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裁量とシステム:二つのトレード方法

1.裁量トレードは、自分の経験・テクニカル・為替相場のニュースなど様々な情報を元に売買を行います。

2.システムトレードはあらかじめ決められたプログラム通りに売買を行います。

FXの初期段階は、皆、自分で売買を行っていました。ところが相場判断を行うための情報収集を行う時間がない。決断には精神的プレッシャーがかかる。

そして何よりも自分で考えて売買を行うよりプロや慣れている人に任せた方が利益が出るのではないか。という顧客ニーズは昔からありました。

システムトレードが増加

FXがスタートした直後からニーズはあり、海外からマネージメントアカウントと呼ぶFX投資信託に近い商品もありました。ただ、システム上の完成度や投資顧問契約との絡みなどで普及には至らずという状況でした。

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インヴァスト証券のストラテジー

流れが変わったのは下記二つの登場から。

1.ロシアのメタトレーダー(MT)によるEA(Expert Advisor)

EAが自動で売買を行うプログラムの事で、自分で作成することも誰かが作成したものを利用することもできる。EAは無料・有料がある。

2.イスラエルのトレーデンシー社によるミラートレーダー

世界中のプログラム開発者が作成したストラテジーを選ぶ。自分で作成はできません。

この二つを日本国内のFX会社が導入し始めたことでシステムトレードの普及が始まりました。また、セミオート的手法で人気が爆発したのがマネースクウェア社の「トラリピ」という方法。

裁量とシステムはどちらが有利

特に有利・不利はありません。好きな方を選べばいいのです。いや、そもそもどちらか一方を選ばなければいけないわけでもありません。

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それぞれメリット・デメリットがあるので両方使うFXトレーダーも多い。

裁量とシステムそれぞれの比較

主な特徴を比較っぽく紹介します。

裁量トレードの特徴

  • 自ら売買するため、状況の変化に応じて決断できる。
  • 自分でニュースやチャートを見ながら売買するために為替や経済の動きが良く分かるようになる。
  • トレードテクニックが上達する
  • 為替相場に振り回されてしまい休めなくなってしまうことも
  • FXや投資の基礎的な知識がないまま損をしてしまう

裁量トレードとシステムトレードを比較すると相場判断に関するプレッシャーが違うこと。損失=お金を失うことに対して強烈なプレッシャーを感じる人は裁量トレードに向いていないかも。

システムトレードの特徴

  • 初心者の方もプロの投資判断を活用できる
  • 今後の相場予測よりも利益の出るプログラムやストラテジー選びを行う
  • 自分で売買しないためプレッシャーが弱い
  • 損切り・利食いの判断をしなくてよい
  • 裁量に比較するとスプレッドやスワップポイントが不利
  • システム自体を任せる場合、トレードテクニックが上達しにくい

注意しなければいけないのは、通常のFXと比較するとスプレッドやスワップポイントがやや不利なこと。

EAやシステムトレードの情報商材に注意

まだ投資に慣れていないFX初心者の方は、変なセールストークに惑わされないこと。

  • 裁量トレードは儲からない。
  • 絶対に利益の出るシステムトレードがある。
  • 年間利益率100%!

などと購買意欲をそそるような情報商材がたくさん世の中に出回っています。ゆえにどうしても玉石混交になってしまいがち。

システムトレードは、バックテストという過去の価格からその売買ルールが有効かどうかを確かめる仕組みがある。売買ルールはテクニカル分析のパラメーターをいじることで作成できるため何万通りと作成できます。

SBIFXトレードの指数平滑移動平均でパラメーター(EMA)を変更する画面

テクニカル分析のパラメーター

そこで、何万通りの売買ルールの中で過去の価格から利益が出たパターンを抽出して「こんなに儲かる」と販売する流れが成り立ちます。実際には、運用を始めてからの実際のチューニングやスリッページなどの要素を加味してしっかりと組んだシステムでないと役に立ちません。

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