トラリピで有名なマネースクウェアジャパンは、2014年9月20日から新規通貨ペアとして、「トルコリラ/円」の取引を開始しています。トルコリラは高いスワップポイントでFXトレーダーから人気の通貨ペア。
中東と欧州の架け橋トルコは日本との縁も深く、イスタンブールのボスポラス海峡をトンネルでつなぐ海峡横断鉄道は2013年10月に日本の支援で完成しました。大成建設が地下鉄トンネルを担当。
トルコ/円はスワップポイントの高さが魅力
トルコは新興国に分類されており、政策金利の高さで有名。高金利な分、スワップポイントをたくさんもらえるため人気。
2014年10月の政策金利は8.25%。2008年は、なんと15~16.75%と非常に高金利な時期。
マネースクウェア・ジャパンでトルコリラ/円の買いポジションを1万通貨持つと一日あたり96円(10月17日)のスワップポイントを得られます。一年間持ち続けるとスワップポイントだけで35,040円を貰えることに。
マネースクウェア・ジャパンの主な取引概要(トルコリラ/円)
- 証拠金率(レバレッジ):一律 4%(25倍)
- 売買単位:1,000通貨単位
- 取引手数料1万通貨単位以上の場合:1,000通貨単位当たり30円
- 取引手数料1万通貨単位未満の場合:1,000通貨単位当たり50円
- 両替(旧受渡し):不可
- スプレッド:8銭
- 現在値(2014年10月17日):47.54-62円
出典:マネースクゥエア・ジャパン
1,000通貨単位(約4.7万円)から取引できるため、金利収益狙いで初心者FXトレーダーが保有するのもあり。ただし、新興国通貨・高金利通貨が抱えるリスクとして世界的な景気悪化などによる暴落の可能性も。
スワップポイントをたくさん貰えるからといって100万通貨のポジションを持つなど取引量を増やしすぎるとリスクが大きい。
トルコリラ/円の取引入門
●トルコリラ/円の月足チャート:マネースクウェア・ジャパン(2010年~)
※クリックすると拡大
2007年には100円の寸前、99.67円に達したものの、リーマンショックと金融危機で下落。今は安定した動きをしています。
スワップポイント派にとっては、為替差益を狙わなくてもトルコリラ/円が安定して動かなければそれでOK。初心者の方は高金利につられてチャートを見ずに取引しがち。月足~日足の長期変動を見て、損切りポイントは決めておきましょう。
スプレッドは8銭とメジャー通貨と比較して高めなことから短期売買には向かない。
EU加盟はイスラム国であるという宗教的問題もありなかなか加盟が認められない。宗教色をどこまで政治に取り入れるかはトルコが抱える課題の一つ。
●経常収支と貿易収支は赤字傾向で、株安・リラ安・債券安など経済危機による乱高下に注意。
●経済成長率は新興国だけに高めも不安定。
マネースクウェア・ジャパンは、2014年10月23日に、「トルコってどんな国?」とトルコのセミナーを開催。実際にトルコ取材を行った松島新氏、山下マヌー氏、大使館のテラット・アイディン氏をスピーカーにトルコ・リラの魅力や経済成長理由を話題にします。