心の管理:取引量が大きいとトレーダーのストレスが大きくなる。

リスク管理を行う上で、マネーマネジメントと同じ位に重要なことが、心と感情の管理です。

買いでも売りでもポジションを持っていると、相場変動による損益でストレスが生じます。そのストレスに耐えられない投資家が成功することは難しいでしょう。

ポジション・取引量の大きさによる心理ストレス

取引量が大きくなるほど、同じ値動きに対して生じる損益は大きくなります。

FXの米ドル/円で1万ドルのポジションを持った時、1円動くと1万円の損益。100倍の100万ドルのポジションだと、1円動くだけで100万円の損益。

※スプレッドやスワップポイントなどのコストは除く。

取引額が大きければ、変動に対する心のストレスは大きくなり、ポジションを持っている期間は心臓はドキドキ手足は汗ばみます。

FX初心者が初めてポジションを持った時は、例え1ドルや100ドルでも利食いできるか損するかで緊張したはず。取引を繰り返すことで慣れが生じ冷静な判断を下せるように。

●ポジジョンを持つと損益が生じてストレスで緊張

評価損益が損失状態

それこそ、ポジションを持っている間は、ストップロス注文を出していても眠れないという方もいる程。⇒当然、これではいけません。

人は、保有資産・性格・毎月入る給料の額などの要素により、リスク許容度が異なります。

あなたは、FXトレードを行う場合に、どの程度のリスクに耐えられるのか?どの程度の取引量であれば躊躇なく売買や損切りできるのか理解しておくこと。

自動車を運転する場合も、ドイツのアウトバーンで高速走行する。日本の高速道路を走る。近所の道路でゆっくり走る。それぞれ、緊張度合いが違ってくるはず。車のスピードがFXの取引額だとお考えください。高速になればなるほど、ドライバーの視野は狭くなり緊張度合いは高まります。FXトレードも1ドルと100万ドルの緊張度は天地の差があります。

初心者・ベテランを問わず、自分の心が冷静でいられる量以上の取引をすべきではありません。

感情をできるだけ排除

人生において、恐怖や欲望を無しにすることはできません。しかし、投資ノウハウの一つが、できるだけ恐怖や欲望を元に判断を下さないこと。

トレードに、全力で取り組まなければいけませんが、取らぬ狸の皮算用・損失を恐れて損切りできない・決めたはずのストップロスまで耐えられない。などを繰り返していては成功しません。

優れたトレーダーは、感情を出来るだけ切り離します。負けを受け入れて無謀な取引を行いません。

逆に感情移入を行うトレーダーは、ミスから傷口を広げてしまいます。負けが続くと当初の計画を変更したり、勝ちが続くと驕ってしまい取引量を増やしていくと損失額が大きくなるばかり。

休むも相場

昔からの相場格言で、「休むも相場、売るべし買うべし休むべし」と休みを推奨する言葉があるように休みを取ることで感情をリセットしましょう。

連敗や連勝時の心理状態は、普通より恐怖と欲望の感情が強まります。そのために「心の管理」が難しい状態。

すべての取引で勝てるわけではありません。また負け続けることもありません。連敗してもくじけずに計画を見直すことです。

世の中を揺るがす程の大きな投資で失敗した事件もきっかけは些細なことだったりします。ベアリングズ銀行を破綻させたニック・リーソンも住友商事の銅取引で18億ドルの損失を出した浜中泰男氏も途中で止めることができていればと思います。ニック・リーソン氏は途中から心理的ストレスで押しつぶされています。

連敗時に、取引を続けるよりも数日もしくは数時間、休むこと。負けているのに自分をごまかして取引を続けても勝てるようにはなりません。

それよりも、マネーマネジメントを見なおしたり相場判断を研究しなおしたりする方が得策です。

米国は、投資と心理学の研究が進んでいますので、興味のある方は、「投資の行動心理学:ジェイク バーンスタインや「投資苑  心理・戦略・資金管理:アレキサンダー エルダー」などの書籍を読んでみることをおすすめします。ただし、投資の入門編としては少し難しいので、初心者の方はFXトレードの基礎知識を身につけてから読むようにしてください。そうしないと買って満足・積んどくだけになりかねません。

●SBIFXトレードの5分足チャート:2014年11月7日の米雇用統計時のドル/円

10月の米雇用者数は前月比21.4万人増、失業率は5.8%に低下。ただし予想の23.5万人より少ないためにドル売りが起きる。

雇用統計時のドル円

115円台から一気に114円台に急落。直後に115円台に戻す。その後はじりじりと下がり続ける。この時にポジションを持っていたFXトレーダーは、ロング・ショートともに恐怖と欲望に大きく揺れ動き過大なストレスがかかったはず。

SBIFXトレードは、スプレッドが狭く1ドルから取引をできる会社。ただしデモトレードはありません。

少ない金額からはじめて自分の耐えられる金額を把握しましょう。

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