2019年度上半期(4~9月)の貿易統計速報で、貿易収支は、8480億円の赤字。対中国の赤字幅は1兆8860億円。米国だけでなく、日本の対中赤字もなかかの金額です。
2019年度上半期の貿易赤字も為替相場は大きな反応は見せず
ちなみに、日本の対中貿易はずっと赤字。今回の赤字額は、予想と大きくかけ離れているわけではなく、米ドル/円をはじめ為替相場への影響は小さいとの意見が多数。
しかしながら、為替レートが変動しても貿易財の価格がそれに連動して変化しないことが観察された。これを為替レートの不完全なパススルーと呼んだ。例えば、輸出先の市場において競争が激しい場合、輸出企業は現地通貨建ての価格を変化させないような行動を選択しうる。このような状況では、輸出企業は輸出先ごとに異なる価格を設定するようなPTM行動をとる。実際、多くの実証研究によって、日本の輸出企業が、為替レートの変動を貿易財の価格に転嫁しないことやPTM行動を取っていることが確かめられてきた。為替レートと貿易収支の推移について
為替レートが、円安・円高に動いても貿易収支が変化しにくくなっていることを財務省が議論しています。
対中貿易はずっと赤字です。食べ物から電化製品まで多くの中国製品を日本が輸入しているんですね。中国以外でも輸入超過になっている地域があります。それが欧州です。日本の貿易赤字
貿易赤字8480億円=中国向け落ち込む-19年度上期 (時事通信ニュース) https://t.co/cEEVZcDeeP #linenews
— びゅーた (@pigpigview26) October 21, 2019
貿易赤字、8480億円=19年度上半期-財務省 https://t.co/Wq6hpEoRKC
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) October 21, 2019
「10か月連続 輸出が前年比で減少」
輸入もそれなりに減っているので為替に影響する全体的な貿易赤字は大きくない。
輸出大国日本は過去のものとなったのだろうか、ただ対米の黒字は継続しているので米国から「肉を買え」との要求は続くだろう。マッチョ日本となるかも pic.twitter.com/fMDJqBX52x— 野村雅道 (@nomurafx) October 21, 2019
日本の貿易収支、2019年4~9月は8480億円の赤字。ただし日本の経常収支(貿易収支、所得収支(海外での投資収益)、サービス収支の合算)は巨額で、例えば2018年だと19兆0932億円の黒字。世界2位。旅行収支だけで2兆3139億円黒字なので貿易赤字自体は騒ぐ額に思われませんhttps://t.co/Pc4XwYuP3Q
— xbox360 kyrie (@kyrie16) October 21, 2019
9月の貿易収支:3カ月連続の赤字に。発表資料はここ。https://t.co/Gw2HPP2gjA
9月分については、輸出は自動車の部分品、原動機等が減少し、対前年同月比▲5.2%の減少となった。また、輸入は原粗油、石油製品等が減少し、▲1.5%の減少となった。貿易赤字は1230億円。— 滝田洋一(日本経済新聞・WBS) (@yoichitakita) October 21, 2019
【FX】経済指標の発表がありました。
日本【(9月) 貿易統計(通関ベース、季調済)】
結果 -972億円
予想 -1781億円
前回 -1308億円
【直後(08:52時点)の為替レート】(bid)
USD/JPY 108.412
EUR/JPY 120.929— マネパ公式 (@ManepaOfficial) October 20, 2019
少し前の予想
「リーズ&ラグズで秋の円安、夏の円高がオーソドックスに進むか」
今年の値幅は小さい、貿易赤字と言えども金額が小さいこともある。上半期は例年通り、輸出先行で8月半ばに円高となった。秋は輸出の剥落ちで輸入が目立ち、海外のレパトリもあり晩秋は円安か。— 野村雅道 (@nomurafx) September 3, 2019