米ドル／円は、朝から109.50円を割り込んで下値トライの様子。米債券の利回り低下やトランプ大統領の発言などが影響。
トランプ米大統領は、メキシコからの不法移民が問題になっているため、6/10より、メキシコからの輸入品全部に5％の関税。不法移民が止まるまで行う。と発言。
メキシコ・ペソは大幅下落へと。
2019年5月31日の米ドル／円相場
メキシコへの関税問題は大きな影響を市場に与えました。
このメキシコ全製品への５%追加関税発動はメキシコからの不法移民に対する懲罰的措置｡不法移民問題が解決せねば段階的に２５%にまで引き上げる｡(そう簡単に解決するはずがない) このニュース､東京市場が､もろに影響受ける展開となり､日経平均も下げ幅２３０まで拡大中｡ダウ時間外２００超⤵
— 豊島逸夫 (@jefftoshima) May 31, 2019
メキシコ・ペソは大変なことに
Peso down 2%. pic.twitter.com/cGeovvYR8z
— Tracy Alloway (@tracyalloway) May 31, 2019
米債は、FRBのクラリダ副議長発言やコア個人消費支出の低下から、利回り低下。現在、株から債券へのお金の動きが変化している様子。年内利上げどころか利下げ確率が上昇しています。
ＦＲＢのクラリダ副議長は３０日、米経済は「良好な状況」としつつ、インフレ低迷が根付く兆候や経済へのリスクが顕在化すれば、ＦＲＢは政策を調整する用意があるとの見解を示した。 朝方発表された１ー３月期の米実質国内総生産（ＧＤＰ）改定値は前期比３．１％増と、速報値の３．２％増から小幅下方改定された。またＦＲＢが物価の目安として注目するコア個人消費支出（ＰＣＥ）価格指数は、前年比の伸びが１％にとどまり速報段階の１．３％から鈍化、目標の２％からさらに遠ざかった。 ＣＭＥグループのＦＥＤウオッチによると、短期金利先物が織り込む利下げ確率は、年内最低１回が８１％、２回が４０％になっている。 NYサマリー
現状、利下げ時期は9月か12月との見方が優勢。米中交渉の行方次第になるでしょう。
◆米ドル／円の4時間足チャート アイネットFX
5/30 22：45の109.925円をピークに下落へと転じる。109.15円と109.925円のレンジ間。現在、下値トライ中
◆米ドル／円の15分足：アイネットFX 2019年5月31日9：00
サポート：109.15～20円
レジスタンス：109.50、60，70、90円
今日は、結構、荒れ模様になりそうで、リスク管理をしっかりしたいところ・。 109.15円あたりを狙ってくるか生保などの買いで戻るか。ただ、米国の利下げリスクがありますからね。
109.15の買いオーダーがずっと残っている保証がないので、今日はレベル感の買い下がりは行わないという方針。売りのターゲットを109.60台から109.40台まで下げて何回か売るようなイメージで。自分が担当者だったら109.15買いを外して、市場が慌てて売ってきたところを思いっきり買うタイプだから！笑 — FXの売買速報＠JFX小林芳彦 (@JFXkobayashi) May 31, 2019
クラリダ副議長の発言で米利下げがレーダー画面の中央に入ってきた。これからは経済データ次第だが、マーケットによる利下げ催促相場に入る可能性があるのではないか。
— Cafe_Forex（テムズ川の流れ） (@UponTheThames) May 31, 2019
＜国内＞本日の為替関連スケジュール
・08:30 4月有効求人倍率（予想：1.63倍、3月：1.63倍）
・08:30 4月失業率（予想：2.4％、3月：2.5％）
・08:30 5月東京都区部消費者物価コア指数（前年比予想：+1.2％、4月：+1.3％）
・08:50 4月鉱工業生産速報値（前月比予想：+0.2％、3月：-0.6％）＜海外＞本日の為替関連スケジュール
・10:00 中・5月製造業PMI（予想：49.9、4月：50.1）
・10:00 中・5月非製造業PMI（予想：54.3、4月：54.3）
・15:00 独・4月小売売上高（前月比予想：+0.1％、3月：0.0％←-0.2％）
・15:00 英・5月全国住宅価格（前月比予想：0.0％、4月：+0.4％）
・17:30 英・4月住宅ローン承認件数(中銀)（予想：6.37万件、3月：6.23万件）
・21:00 独・5月消費者物価指数速報値（前年比予想：+1.6％、4月：+2.0％）
・21:00 南ア・4月貿易収支（予想：+13億ランド、3月：+50億ランド）
・21:30 米・4月個人所得（前月比予想：+0.3％、3月：+0.1％）
・21:30 米・4月個人消費支出（前月比予想：+0.2％、3月：+0.9％）
・21:30 米・4月コアPCE価格指数（前年比予想：+1.6％、3月：+1.6％）
・21:30 カナダ・1-3月期GDP（前期比年率予想：+0.7％、10-12月期：+0.4％）
・22:15 ボスティック米アトランタ連銀総裁が討論会参加（世界経済関連）
・22:45 米・5月シカゴ購買部協会景気指数（予想：54.0、4月：52.6）
・23:00 米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値（予想：101.5、速報値：102.4）
・01:00 ウィリアムズNY連銀総裁が討論会参加（金融政策関連）フィスコ
