今日の米ドル/円は、リスクオフの落ち着きどころを見る展開。
9-10日の米中通商協議が決着するのかどうか。大注目。
米側の関税アップという圧力に対して、中国は協議の一時中断や交渉失敗でも影響はないとの報道で対抗。
株は、22000円割れ、米ドル/円は、110円台前半に下げる中で、どこで反発するか。
ドル買いオーダーは、110円、109.60円、ドル売りは、110.90-111.00円
110円は、心理的にも大きな抵抗ライン。米中交渉がまとまらない場合に、破るリスクあり。
問題になっているのは、中国の国内法改正問題
協議に詳しい関係者はロイターの取材に、中国側が「包括的な」課題に対応した政策変更を反映させるため国内法を改正するとした合意を覆そうとしたと説明。わずか2日間の話し合いでこの後退を克服し、補助金やクラウドコンピューティングアクセスといった他の主要課題で合意に至るのは難しいとの見通しを示した。ロイター
合意していた内容を覆したと米国側は怒りを見せています。
なんとか合意もしくは、協議延長に持ち込むのではと思ってるのですけどね。やや中国が譲るもしくは時間稼ぎを行うシナリオが有力と考えています。
もしも、米中協議が決裂した場合、投資家の米債投資などのヘッジなしロングが危うくなり、ドル売りが出やすくなるでしょう。
米ドル/円の15分足 アイネットFX 2019年5月8日 8:50
110.17-29のレンジが固い。ただ、いきなりサポートを割る動き。
株価の大幅下げを見て、為替もリスク回避の円高方向へ。110.102まで下げた場面もありました。
日経平均は、295円安の2万1628円で寄り付き。
[<国内>本日の為替関連スケジュール]
・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(3月14-15日開催分)
・08:50 4月マネタリーベース(前年比予想:+3.2%、3月:+3.8%)
・12:35 10年国債入札の結果発表[<海外>本日の為替関連スケジュール]
・時間未定 中・4月輸出(前年比予想:+3.0%、3月:+14.2%)
・時間未定 中・4月輸入(前年比予想:-2.1%、3月:-4.8%←-7.6%)
・11:00 NZ準備銀行が政策金利発表(0.25ポイント引き下げ予想)
・14:45 スイス・4月失業率(予想:2.4%、3月:2.5%)
・15:00 独・3月鉱工業生産(前月比予想:-0.5%、2月:+0.7%)
・16:30 英・4月ハリファックス住宅価格(前月比予想:+0.1%、3月:-1.6%)
・21:30 ブラード米セントルイス連銀総裁あいさつ
・02:00 米財務省10年債入札(270億ドル)
・南ア総選挙フィスコ