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ダボス会議でムニューシン米財務長官がドル安容認発言!

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ダボス会議でのムニューシン米財務長官のドル安発言で、米ドル/円は109円を割り込んで108.97円までの安値を付けました。

このバックには、トランプ大統領の貿易赤字・米国ファースト問題が控えています。洗濯機・太陽光パネルに対するセーフガードを署名した直後だけに、保護貿易主義・弱いドルへの転換かとFX市場を揺るがせました。

米財務長官が強いドル・弱いドル発言を頻繁に行う時は、為替相場に政治的な意志が介在しやすい時。

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ムニューシン財務長官いわく強いドルは維持しない?

ロス商務長官は、米国は強いドル政策を放棄しない・投資家は過剰反応していると言っていますが、世界的に良くも悪くも保護貿易が台頭しているのも事実。成熟した米国が保護貿易、新興の中国が自由貿易の旗振り役なのも興味深いところです。

トランプ大統領が、セーフガード発動時に行った話の内容を確認しておきましょう。彼は本気で、貿易・為替を変化させようとしています。

私の政権は、米国の企業を守ることに全力を尽くします。米国の労働者や消費者の利益になる決議を支持し、多くの雇用をもたらします。LGとサムスンが米国に洗濯機工場を建設するという約束を踏襲するインセンティブになるでしょう。

NAFTAそして韓国との取引を再交渉している。ダボス会議では、再び米国に投資することについて話します。

ホワイトハウス:セーフガード署名についてのトランプ大統領の宣言

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この辺り、日本の自動車会社が米国に工場を作った時期を思い出します。そして、ダボス会議でのトランプ大統領の発言でFX・株式は、動くでしょう。ダボス会議では、26日にトランプ大統領の演説もありますし、大統領のドル安歓迎ツィート発動をFX・ファンドは待ち構えている様子。

米国の貿易赤字を減らし、雇用を回復するためには、通貨安はもっとも簡単な方法。日本でアベノミクスが開始される前に、円安誘導は米国が許さないという論調が主流だったことを覚えているFXトレーダーも多いと思います。貿易黒字の日本において過度な円安が許されない時代が来ていると考えておいた方がいいと思います。

さらに、ファンド運営のレイ・ダリオ氏は、ダボス会議で、米国株式市場の更なる上昇を予想。このままで米ドル安が続けば、米国は空前の好況そしてバブルを生み出すことになるかもしれません。その後に来るのが大きなバブル崩壊になるでしょう。つまり、もうしばらくは米株上昇に賭けてもいいのかもしれません。

あらゆる場所に現金が積み上がっている。投資家の現金だけではなく、銀行や企業も大量の現金を抱えている。だから市場はこれから大量の現金に溺れることになる。それは強力な緩和となり、市場は恐らく吹き上がることになるだろう。言葉を変えれば、現金をそのまま保有している投資家は馬鹿を見ることになる。レイ・ダリオ

もっともFRBが金融政策を上手くコントロールできなければ、市場は危うくなります。以前の危機時に比べて、米ドルの力は強まり、FRBは弱くなっています。影響力の強くなった通貨を弱い監督機関がコントロールしきれるのでしょうか。その時にはFXも大きな嵐が吹き荒れることでしょう。

ダボス会議公式サイト

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