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トランプ政権のセーフガード発動(緊急輸入制限)で貿易戦争激化し為替相場が動く!

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トランプ政権は、2018年1月23日に、洗濯機&太陽光パネルに輸入関税をかけることを決める大統領令に署名。米通商法201条に基づく緊急輸入制限(セーフガード)を発動。

トランプ大統領は通商戦争を引き起こす訳ではないと説明するも貿易赤字などへの注目が集まることになるでしょう。これによって、各国が米国に製品を輸出する時に高い関税率を課されるリスクがあることから、貿易・FX(為替)に大きな影響を与えます。

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洗濯機・太陽光発電パネルだけではない次のセーフガード

今回の洗濯機は、韓国のサムスン電子やLG電子に大きな打撃を与えるとのことで、太陽光パネルについては、中国をはじめ安価なパネルメーカーは厳しくなるでしょう。

さらに、米国では、鉄鋼・アルミニウム・知的財産権などに対して関税などの追加措置が実行されるとの話が出ており、米国ファーストの動きが本格化してきました。

貿易戦争に踏み出したトランプ政権

FXの動きも貿易収支に注目があつまる

この米国の動きは、リスク回避の動きとなり、FXでの円買いが広まることになりました。

米ドル/円の日足チャート マトリックストレーダー 2018年1月24日

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さて、リチャード・クー氏の意見では、このところ、米ドルが安くなっている原因の一つがトランプ政権の米国ファースト・貿易不均衡だと指摘。

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「トランプは基本的に『米貿易赤字が大きすぎるので減らさなければいけない』と言っている。政治家が貿易赤字・貿易不均衡を語りだすと為替市場はある種のフォーメーション・チェンジを始めるものだ。」今回のフォーメーション・チェンジは、金利差から貿易不均衡のチェンジだったのだ。ファイナンシャルポインター

FXでは、近年、金利差が重視されてきたものの、貿易収支にトレーダー達が着目しはじめている。ドル高は利上げを中断することにもなりかねないが、トランプ大統領がドル高を止めているおかげでFRBの金融正常化も可能になっている。この状態では、日米金利差が拡大しても米ドル高円安にはならないとの考え。

為替予想は難しく考える必要はないんです。買い切りと売り切りの流れを見ていればよい。各国の貿易収支と貿易相手国を定点観測し、傾向をきちんと判断できれば相場の方向性がおおむねわかると思います。例えば足元で貿易黒字国の日本の円には取引相手国である米国のドルなどに対して常に上昇圧力がかかるはずです。野村雅道氏の為替相場

FXには、様々な変動要因があるものの、重要なのは金利と貿易収支。日米金利差だけに注目していては、現在の米ドル/円相場を見誤ることになりかねません。

◆経常収支の推移 世界経済のネタ帳

経常収支の推移

東日本大震災で、貿易収支の悪化に傾いた日本は、黒字国に戻っています。

財務省:国際収支の推移データ

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