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4度目の利上げは経済と株式に死を告げるとジム・ロジャーズ氏が予告

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冒険投資家「ジム・ロジャーズ氏」は、FRBの3月利上げを受けて、株式・経済において死を告げるだろうという衝撃的な内容(SpotMoney)を話しています。

FRBが金利を引き上げる時には、3回か4回目の利上げで問題が起きる時が多いという。もちろん、その時には、為替市場にも大波乱が起きますからFXでも要注意です。

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4度目の利上げは、株式に死を告げることになるだろう

米国は2015年12月から利上げサイクルを始めました。3月の利上げですでに3回目であり、年内に1~3回の利上げがあると予想されています。市場は、年3回(残り2回)をすでに織り込んでおり、利上げにも関わらず、順調な株価上昇を見せているところ。

ジム・ロジャーズ氏が言うところでは、ゼロ金利からの利上げは初めての経験であり、何が起こるか予想が付かないと話しています。

歴史的に3度の利上げを行うと株式市場に問題が生じ、4度目は、株式と経済に死を告げることになるだろう。

それでは、過去のNYダウと金利を見てみましょう。2000年からの動きの中で、利上げサイクルがはじまったのは2004年6月。この時は最終的にリーマンショックへと突入してしまいました。

FF金利は、2004年5月の1%から17回の利上げを繰り返して、2006年6月の5.25%まで引き上げることになりました。3回どころか17回もの利上げを行っています

米国政策金利の推移:インデックス投資

●NYダウと米国10年債利回りの推移:2017年3月20日

NYダウと米国10年債

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金利が上がれば、経済は弱まり株価は下落や調整に向かう。しかし、トランプ大統領の勝利以後は、FRBが利上げをしても株価は上昇しています。一つ気になるのは、株価上昇の角度。これまで以上の角度で急上昇しており、株価ロケットは、宇宙までも飛んでいきそうな勢いです。

トランプ大統領の三本の矢は効果を発揮できるのか

金利上昇による景気減速に対して、トランプ大統領の規制緩和と減税政策は間に合うのでしょうか。

製造業に雇用を取り戻したくても、ロボット化・IT化する中、それ程、大きな雇用を生まないという話もあります。ネット通販の影響で、百貨店が青息吐息なのも日米共通。

減税・規制緩和・財政支出の三本柱が間に合わない・効果が出なかった場合は、株価の調整リスクがあることを意識しなければいけませんね。

投資家のガントラック氏は、2017年に長期金利が3%を超えてくれば、ジャンク債が流動性不足のブラックホールに呑みこまれると警鐘の鐘を鳴らしています。

ガントラック氏が第一に懸念するのは利回りの高いいわゆるジャンク債への影響である。利上げは金融引き締めであり、金融引き締めとは流動性縮小である。中央銀行が量的緩和で資金をばら撒いた後、市場からその流動性が引き上げられれば、通常リスクの高い資産から順番に下落してゆく。アメリカ国内の市場に目を向ければ、それは株式とジャンク債である。グローバルマクロリサーチインスティテュート

ジャンク債には、シェール関連企業が多く、原油価格が50ドル前後を維持もしくは上昇していけば耐え凌げるかもしれず。しかし、利上げで米長期金利が3%に近づいた時に、原油価格が下落、米国のGDPや経済指標が失速するなどの事態が生じれば、株価は危ういのではないでしょうか。

その時には、死を告げる鐘・ジャンク債の流動性ブラックホールを思い出しましょう。FXでは、リスクオフの円高に動く可能性が高い。

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