2017年の政治・経済日程は、重要な内容がたくさん。FXを取引・勉強する上で、キーとなるのが、トランプ大統領の誕生・EUで相次ぐ選挙。
日米欧の金利・金融政策の大事さは変わりません。更に、政治に注目が集まるのが2017年の大きな特徴。
トランプ政権がはじまり、財政出動と減税に向けて動き出すかどうか? もし、この二つが後退すれば、株式市場は大きく失望することでしょう。
そして、米国の債務上限問題を巡り、またもや問題が生じるかもしれません。
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2017年の政治・経済スケジュール
- 1月17~20日:スイスダボスでのダボス会議
- 1月20日:米国大統領にドナルド・トランプ氏が就任
- 3月15日:オランダで議会の下院選挙
- 3月:英国がEUからの離脱を正式に通告
- 3月:ローマでの首脳会議で、EUが将来像を提案
- 3月15日:米予算債務上限の適用について再開予定
- 4月1日:ガスの小売り全面自由化開始(日本)
- 4月23日:フランス大統領選挙:過半数の票を取れなかった場合は、5月7日に決戦投票
- 5月19日:イラン大統領選挙
- 6月11・18日:フランス国民議会の下院選挙
- 5~6月:イタリアのシチリア島でサミットを開催
- 7月:OECDによる税透明化に協力的でない国のブラックリストを公表
- 8月:夏に東京都議会選挙
- 9月:ドイツで連邦議会選挙
- 10月:チェコの下院選挙
- 10月:公的年金の加入期間を現在の25年から10年に短縮「改正年金機能強化法」
- 11月:秋に北京で共産党大会を開催、次期最高指導部を決定
- 時期未定:経済産業省が、太陽光など再生可能エネルギーの専用市場を設立
- 時期未定:パナソニックがベルリンでAI住宅の建設
- 時期未定:オランダとフィンランドでベーシックインカムの実験開始
トランプ政権の次に来るのが、欧州の選挙。オランダ・フランス・ドイツで、EUの中央集権派と分離派の激しいバトルが繰り広げられるでしょう。
通貨ユーロの正念場です。各国が離脱して通貨マルクと同様の状態になれば、強くなります。経済的に弱い国を含んだまま混乱が続けば弱くなるでしょう。2017年のFXはユーロに注目してください。
そして、秋に中国の共産党大会。二期目の習近平政権が強固になるのかそれとも弱くなってしまうのか。中国の情勢も気になります。
- JETRO:世界の政治経済日程
- 2017年:wiki