初心者の方は、売買ポイントの判断に迷うはず。そこでコピートレードという方法を覚えておきましょう。
為替レートやチャートを見てもどこで売買していいのか分からない。そういう時はデモトレードで売買練習。それでも不安な時は上手な人を探して真似るのも一つの手。
●ユーロ/ドルの日足チャート:SBIFXトレード
さて、あなたなら、ここからどう売買しますか?
コピートレードの方法
自動売買システムを利用してコピートレードを行う方法と、自分で師匠役を見つけて真似する人力型と二つの方法に大別できます。
コピートレード=特定トレーダーと売買を同期させて、同じように取引すること。自分で行うより優れたプロに任せたい・プロの売買通りに取引したいというニーズを満たすトレードと言えます。
MT4やシストレを利用
MT4やシステムトレードに、コピートレードサービスが登場しています。では、自動売買システムとの違いは何でしょうか?
自動売買システムはプログラム通り売買の売買=コンピュータープログラムの指示
コピートレードは、元になるプロトレーダー通りに売買=人間の裁量
メルマガやウェブサイトを利用
FXのプロトレーダーの中には、有料・無料で自己の売買ポイントを提示してくれる人がいます。無料はお察しで本気でコピーするなら有料をお勧めいたしますが、玉石混交な点が困ったところ。一つの判断基準は投資助言や代理業を取得しているかどうか。
投資助言・代理業を業として開始しようと考えている方は、事前に法律に基づく登録が必要となります。登録申請を行おうとする場合は、あらかじめ法律等をよく読んでご理解をして下さい。
また、投資助言業は、顧客に対して投資顧問契約に基づき、有価証券の価値等又は金融商品の価値等(デリバティブ取引を含む)の分析に基づく投資判断に関し、助言を行うものであり、代理業は投資顧問契約又は投資一任契約の締結の代理又は媒介を行うものですから、法律等を遵守し、投資者の保護を図ることが必要です。関東財務局
有料のメルマガや会員制サイトで配信されるシグナル通りに売買する方法です。西原宏一さんなどは有名な方。元ディーラーやFXで何千万円稼いだような人もいますから、初心者が取引するより上手なはず?
このコピートレードを利用することで、、プロトレーダーの売買タイミングやスキルを学ぶこともできます。そういう点では、単にコピーするだけではなく、売買タイミングを検証して、いずれは自分の力で売買できるようになりたいものですね。
コピートレードの問題点と欠点
ただし、コピートレードの欠点として、オリジナルトレーダーとコピートレーダーの間に生じるタイムラグ。そして、プロトレーダーがいつも勝つとは限らないこと・シグナル配信をしているプレッシャーに負けて成績が落ちるリスクなどがあります。
広告で集客するコピートレードの場合、このタイムラグや取引しているFX会社の違いで、宣伝程の利益が出ないことも。誇大広告として係争に持ち込まれた例すら存在。宣伝側の約款や注意文を読むとタイムラグの件は小さく記載(?)してあることがほとんど。