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2014年は新興国通貨危機が世界的なバブル崩壊につながるのか?専門家の意見や過去の危機をまとめ

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2013年の5月に前FRB議長のベン・バーナンキ氏が量的緩和の縮小(バーナンキショックによる資金流出)に言及して以来、新興国は危機に見舞われています。

FXトレーダーとしては、本当に気になる展開が続きます。2014年1月末に起きたアルゼンチンに端を発する危機で幕を閉じるのかそれともまだまだ序章に過ぎないのか。

ここでは、新興国通貨危機に関する様々な意見をまとめておきます。

新興国通貨危機に関する意見

不安論と楽観論が入り混じる状態。また、各意見についてはその人や会社のバックグラウンドも大切。

●米国在住の投資家、広瀬隆雄氏いわく今年はでかい通貨危機が起こる。地獄はこれから:Market Hack

●ノーベル経済学賞受賞のポール・クルーグマン氏も米国やユーロ圏諸国など先進国の側に問題ありと主張:ロイター

●インド準備銀行(中央銀行)のラジャン総裁は「国際的な金融協調が崩壊した」、ロバート・シラー氏はバブル状態に見える国が多い。:ロイター

●アジア通貨危機当時との比較:三井住友アセットマネジメント

●ミニ新興国危機となったマーケット:松崎美子氏(セントラル短資FX)

●2014年は新興国経済の真贋が問われる年:吉崎達彦氏(かんべえ)

●株安とFRBの量的緩和縮小方針について経済部長が解説(FNN)

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●ブルームバーグの山広恒夫氏は著書、「オバマ発金融危機は必ず起きる」の中で、FRBのQEは世界経済に対するテロ行為、バーナンキ議長を父親・QE2を母親とする新たなバブルを招く可能性が高いと21世紀のバブルは今までのよりはるかに大きいと予想。

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世界経済の成長エンジンは、2013年に新興国から先進国に移ったという議論も行われており、先進国の経済成長率は回復基調。

タイやウクライナでは激しいデモが起きています。ウクライナではデフォルト危機:Markethack

FXトレードへの影響

いざ、新興国危機が本格化した時には、リスクオフでドルや円が買われる可能性は高い。FXトレードでトルコリラや南アフリカランドを持つのはリスクが高い状態。

●GMOクリック証券のFX比較チャート(月足)

クリックで拡大:比較チャート

1996年11月~2014年2月20日の、米ドル/円、豪ドル/円、南アフリカランド/円、ユーロ/ドル。

近年における過去の通貨危機

世界経済は、過去に何度も危険な状態に陥っています。その中でも代表的な危機をご紹介しておきます。詳細はウィキペディア中心に各リンク先でご確認ください。

  • メキシコ:1982年と1994年に経済破綻
  • アジア通貨危機:1997年7月よりタイを中心に始まった、アジア各国の急激な通貨下落(減価)現象
  • ロシア財政危機:ロシアの財政が悪化に加えてアジア通貨危機の余波による債務不履行(デフォルト)
  • LTCMの破たん:1998年9月18日頃には破たん寸前。ニューヨーク連邦準備銀行の指示で15銀行がLTCMに最低限の資金を融通
  • アルゼンチン金融危機:2001年12月に、政府は支払のための外貨不足で1320億ドルもの公的債務の一時支払停止を宣言
  • トルコ通貨危機:2001年12月、IMFはトルコに対して114億ドルの救済融資
  • リーマンショック:2008年9月15日に、米投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が破綻
  • 韓国通貨危機:2008年~2009年。2007年の世界不況が引き金
  • 欧州ソブリン危機:、2009年10月のギリシャによる粉飾決算暴露からはじまった欧州および世界の経済危機
  • 世界恐慌:1929年に起きた世界的な大不況

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