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  1. 為替を動かす変動要因
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豪ドル/円のチャートと変動要因

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先進国の通貨は、金利が低い中で豪ドル(AUD)とニュージーランドドル(NZD)は、数少ない金利が高めです。

そのため、長期保有型のFXトレーダーに、スワップポイントをもらえるメリットがあることから人気を集めています。特にドル/円相場の動きがない状態だと豪ドル/円の人気が高まり取引量が増えます。

豪ドル/円の月足チャート

チャートは、クリックすると拡大します(ライブスターFXのチャート

豪ドル/円の2000年~2012年10月の月足チャートです。2008年夏のリーマンショックまでは、豪ドル高円安の方向に大きくトレンドができていました。

リーマンショックで大きく下落した後は、下値が72円後半~73円台、上値が87円後半~90円のレンジ相場で動いていることが分かります。現在の80円前後のレートは、為替相場がレンジで動く中のちょうど真ん中あたりです。

豪ドル/円の月足チャート

FXトレードにおいては、このレンジ内の、「下限で買い上限で売る」のが長期的に良いトレード方法です。もちろんトレンド転換の可能性を考えてのストップロスは必須です。

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豪ドル/円の変動要因

豪ドル/円の主な変動要因です。

リスクオンとリスクオフ

世界の投資家は、リスクオンとリスクオフの考え方を重視して投資を行います。豪ドルは、リスクオン(リスク選好)になると買われ、日本円は、リスクオフ(リスク回避)時に買われます。

そのため、リスクオン時に豪ドル/円は上昇しリスクオフ時に下落します。

中国の景気動向

中国は、オーストラリア最大の貿易相手国になります。そのため、中国の経済状況・政治状況が不安定になると豪ドルが下落しやすくなります。

中国の景気悪化→オーストラリアからの資源購入減少というわけです。

世界の景気動向

中国の件と関係しますが、オーストラリアは金・鉄・石炭など様々な資源を産出する資源国です。そのために、世界経済の景気が良く消費が増えると資源国のオーストラリアも潤い豪ドルが強くなります。

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逆に不景気になると、豪ドルは下落傾向に向かいます。

金利水準

下がったとはいえ、オーストラリアの政策金利は、3.25%(2012年10月15日)と他の先進国の金利がほぼゼロ金利という中では、高い金利を提供しています。

世界中の投資家は、この金利水準に魅力を感じて投資を行います。ゆえに政策金利の上げ下げで投資意欲は変化します。

FXトレーダーにとっては、二国間の金利差であるスワップポイントに影響します。もちろん、豪ドル/円の場合、オーストラリアだけでなく日本の政策金利の上下も影響します。

オーストラリアの政策金利-日本の政策金利=金利差の変化が重要です。

為替介入

日本のドル/円に対しての介入が可能性としては高く、ドル/円でドル買い円売り介入を行うと豪ドル/円にも影響を与え、豪ドル上昇、円下落の流れになりやすくなります。

経済指標

オーストラリアの経済指標、日本の経済指標に加えて中国の経済指標も豪ドル/円の相場に影響しますので注意が必要です。

雇用統計・消費者物価指数・GDPなどが影響します。また、リスクオンとリスクオフの流れには要注意です。

豪ドル/円の週足

2010年以降の豪ドル/円の週足チャートです。完全にレンジ相場で動いていることが月足以上にはっきりとしています。(ライブスターFXのチャート)

豪ドル/円の週足チャート

豪ドル/円の日足

2012年の豪ドル/円チャートの日足です。月足や週足のレンジ相場より小さいレンジですが、2012年7月より日足のレンジ相場となっていることが分かります。

下値は79円台前半、上値は83円台が壁となりレンジを形作っています。この日足で分かるレンジ相場を利用してFXトレードを行う方もいます。

豪ドル/円チャートの日足

チャートはライブスターFXの日足(2012年10月15日)

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