FX会社を中心に新しく提供が始まったバイナリーオプションは、為替レートが「上がるか?下がるか?」のどちらかを予想して選ぶ取引です。特定の日時に為替レートが「上がるのか、下がるのか」のどちらかを選び、予想通りに為替レートが動けば利益、予想が外れれば損失というシンプルな金融商品です。
短い期間で予想を行う上に、決まられた日時に予想レートに到達すればOKとシンプルさが評価され人気が高まる。
しかし、人気化に対して金融庁は懸念を抱き、2012年12月にバイナリーオプションの業界自主規制案を日経新聞が記事にし規制の網がかかりました。
FXプライムの『選べるHIGH・LOW』取引画面例
バイナリーオプション取引のメリットについて
いわゆるオプション取引(権利の売買)の一つです。オプション取引の中でもシンプルな取引を個人投資家向けにアレンジして提供したものです。
1、シンプルな取引
バイナリーオプションはある一定の取引条件を達成するかしないかの2択で予想するだけの簡単な取引です。
2、取引期間が短い
基本的に取引時間は数分~1週間程度。 期間が長いとイレギュラーな出来事で思わぬ動きもありますが、短時間ですので予想に影響する要因も少なくてすみます。
3、少額取引でもハイリターン
少額での取引でも十分な利益を狙えます。 数千円で何倍もの利益を狙うこともできるように資金効率の良い取引と言えます。
4、リスクが限定的
リスクが限定できることは、最大のメリットかもしれません。バイナリーオプション取引では取引スタート時に利益と損失の最大額が決定します。
相場がいくら動いても損失額は限定的ですし、利益の額も取引開始時に分かったうえで取引を行います。
最大損失額は、購入金額分です。(オプション料) :「損益がいくらになるのかはじめから分かる」ということは、無理せず取引ができますし、ストップロスやリミットの設定に頭を悩ますこともありません。
5.時間に縛られない。
通常のFXや株価だと決済のタイミングや指値注文の設定や変更などできることが多いからこそ、価格の動向が気になってしまいます。バイナリーオプションは、予想が当たるか外れるか結果を待つしかありません。
そのため、チャートや価格を気にする必要がなくパソコンの前にずっといなくても良いのです。
バイナリーオプションの主な種類
バイナリーオプションには価格判定について、3種類の判定方法があります。 基本的には、一定時間後のレートがどちらに動くかを予想するだけですが、結果の判定方法が異なります。
1、「HIGH&LOW」(プラスマイナス)
今のレートと比べ一定時間後のレートは上か下かを予想するシンプルな判定方法です。途中経過は関係なく、あらかじめ決められた判定時間のレートで判定します。
2、「タッチ」
判定時間までに一度でも決められたレートにタッチするかが判定基準の取引。 一回でもタッチすれば予想は的中とされ、勝ちが確定します。その後の判定時間までの相場変動は結果とは無関係になります。
3、「レンジ」
判定時間までの間に、レートが一定のレンジ内にとどまるかどうかが判定基準です。一度でもレンジをブレイクしてしまうと負けが確定してしまいます。ボラリティ(変動率)の低い時が狙い目です。
判定方法はFX会社(証券会社)や商品により異なりますので取引時に、しっかり確認しましょう。 同じ商品内で、判定方法を選んで取引することもあります。
FXプライムのバイナリーオプションの流れ
選べるHIGH・LOWは一週間(一週間後)の値動きを予想します。
バイナリーオプションを取扱うFX会社
FXプライム(FXプライムの選べるHIGH・LOW)
GMOクリック証券(外為オプション取引)
取引にメリットもあるのですが、射幸心の高さと価格提示やオプション料の設定に不透明な部分があるとして規制されました。