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  1. 英ポンドとイギリス
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英中銀の利上げ示唆で2017年9月の英ポンドは大幅高に!

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2017年9月の急激な英ポンド高。その要因として大きいのが英中銀の利上げ示唆。9月14日の金融政策委員会では、金利を据え置いたものの、今後数か月での利上げを示唆する見解を示したことから英ポンド高が進みました。

インフレの進行が強く、ブレグジットという不安要素はあるものの、次回もしくはその次あたりで利上げの公算が高まっています。

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◆英ポンド/円の日足・月足チャート GMOクリック証券のFXネオ

英ポンドのチャート

2017年9月の英中銀、金融政策委員会

9月の会合では、7対2で、0.25%に据え置くも今後数か月での利上げが適切との見方で一致。

MPCメンバーの大半は、景気の展開が予想通りであれば「インフレを持続的に目標水準に戻すため、金融緩和措置の一部解除が今後数カ月で適切となる公算が大きい」との見解で一致した。ブルームバーグ

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英中銀の予測では、インフレ率が来月に3%を超える見通し、さらに、今後もインフレ目標の2%を超える予想が出ており、利上げをしなければいけない環境が整いつつあります。8月の消費者物価指数も2.9%と高い水準にあることも英ポンド高を後押し。

もし、利上げすれば、10年ぶりとなり、長らく続いた金融緩和から引締めサイクルへの変更となるのか一時的な利上げに止まるのかで英ポンドの水準は変わっていくでしょう。

  • 利上げ要因:労働市場の強さ、インフレ率の上昇
  • 現状維持要因:ブレグジット、不動産市況、賃金上昇率の停滞

これまでハト派だったブリハ委員は、9月15日の講演で、金利引き上げが必要な時期が近いと指摘しています。

しかし、データの推移は、政策金利の引き上げが必要かもしれない瞬間に近づいていることを次第に強く示唆している」と指摘。
「緩みの縮小、賃上げ圧力の増大、家計支出の拡大、世界経済の力強い成長といったデータの傾向が続けば、政策金利の引き上げに適切な時期は、早ければ数カ月以内かもしれない」と述べた。ロイター

ブレグジット問題について、経済が悪化すれば、金融政策が適切に対応するとして、その時に応じての柔軟な対応を説明。

当たり前の話ですが、将来への不安があるからといって利上げを先送りするのではなく、悪化した時に応じて、金融政策を変化させればいいだけの話ですからね。

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