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ECB理事会は、ユーロ高によるインフレ見通しの引き下げを重視して動かず

注目の2017年9月のECB理事会では、テーパリングをスタートせず。ドラギ総裁は、最近のユーロ高がすでにインフレに影響をもたらしているとの話を行い、ユーロ/ドル相場の水準を非常に重要と指摘。

これを言ってしまうとドイツ経済の好調やトランプ大統領の通貨への指摘が正しいということを完全に認めることにもなります。FXファンならご存知の通り、為替相場は経済に多大な影響を与えますからね。

また、10月の理事会で、多くの決定がなされるとも話しており、次回の理事会がとても重要になりました。


ユーロ高によって、ユーロ圏のインフレ見通しは引下げ

ユーロEUR=は対ドルで年初から14%上昇。ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ユーロ相場は「非常に重要」とし、注意深く見守る必要があると指摘。「インフレ率の中期見通しは、主に為替相場の上昇を理由にスタッフ予想で引き下げられた。今後の政策決定において情報のこうした要素を考慮に入れる必要が出てくる」とし、理事会内で為替相場のボラティリティーは金融政策運営を巡る「不透明性の要因」となっているとのコンセンサスがおおむね得られていると述べた。ロイター

ユーロ安がEUの景気を回復させ、最近のユーロ高によって不透明感が増したということは、次回の理事会までにユーロ/ドルがどの程度のレベルにあるかが重要

今後10月理事会に向けて、ECBはもう一段のユーロ高けん制をしてくる可能性が高い。前述した通り、来年以降のテーパリングやドルを巡る不透明感を前提にすれば、ユーロ高抑制の切り札はない。だが、ユーロドル相場で1.25ドルに近づけば、2019年以降も資産買い入れが継続することや買い入れルールの変更も排除できなくなってくる。1.2ドル台前半を巡る攻防が続くことになりそうだ。

10月理事会では、来年1月から月額の資産買い入れ額を600億ユーロから400億ユーロに減額の上、2018年6月まで6カ月間の資産買い入れの延長が決定されると予想する。

第一生命の田中理氏:ロイター

◆ユーロ/ドルの月足チャート アイネットFX 2017年9月8日

ユーロ高水準

2017年に入り、上昇を続けるユーロ/ドル。トランプ政権の混乱や選挙によるユーロ離脱リスクが消えたことで上昇。景気回復に伴うユーロのテーパリングも上昇要因。

ただし、景気回復・インフレ率上昇がユーロ安のおかげであれば、テーパリングや利上げを行うとすぐにデータの悪化に見舞われます。その点では、ECBはユーロ安に動いて欲しいところでしょう。そうなると結局、通貨安競争になってしまいます。

ドラギ総裁、為替は政策目標ではないと言いつつ、本音では目標というか重要な指標の一つであり、1.20以上の水準は、厳しいところ。

さて、ユーロ/ドルを巡る米国と欧州の通貨安競争はどのような結果になるでしょう。

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