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激突!リベラル派と右派の激しい対立が米国政治混乱の主因

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米国株をはじめリスクが高まっている要因の一つがトランプ政権に対する不安感。ただし、日本の報道ではトランプ大統領個人の資質に政権混乱の理由を求めているケースが多いのは、トランプ当選時とあまり変わりません。

それよりも、もっと深刻なことは、米国内分断。トランプ大統領を支持する人がいなければ当選などしませんし、シャーロッツビルでの衝突もそれぞれに支持者がいたからこそ。これが、米国政治において、もっともリスキーなことだと思います。

保守派とリベラル派の対立は、双方とも穏健派が影をひそめてしまい、極端な勢力(極右や極左)が台頭し衝突している状況。米国だけでなく欧州や日本でもその傾向はあります。この根本的な分断が、リスク回避を呼び、米株の下落や米ドル/円相場を円高に向けた理由。

レイ・ダリオ氏が語る米国の分断こそが株価下落の原因

ヘッジファンド運営者のレイ・ダリオ氏の意見をグローバル・マクロ・リサーチ・インスティテユートが紹介しています。

例えば、ドナルド・トランプの支持率35%というのは、共和党支持者の79%と民主党支持者の7%で成り立っている。トランプ大統領を支持する層のうち、61%は彼が何をしようとも支持し続けるだろうと言い、非支持者の57%は大統領について今後意見を変えるつもりはないと言っている。

言い換えれば、アメリカ人の大部分は政治と国の未来について強力かつ頑固に対立しているということである。

レイ・ダリオ氏の語る米国株下落の原因

つまり、トランプ大統領個人の問題ではなく、米国国内で深刻かつ妥協できないレベルの対立が生じているということ。そして、この対立が高まれば高まる程、政権の運営能力は落ちていくことが心配されています。税制改革しかりオバマケアしかり・・・場合によっては政府機関閉鎖やインフラ整備の不備による事故が生じていくかもしれません。

相次ぐイージス艦の事故も、かつての政権(オバマ政権)による予算削減が遠因という意見が出ていますからね。

リベラル派と右派の激しい対立が敵を生む

レイ・ダリオ氏は、現在の分断状況について、第二次世界大戦前に似ていると比較しており、社会的な分断・重荷は1937年に近いと思える。と述べています。

実際、シャーロッツ・ビルの右派側に参加していた人が解雇されるという事態も起きています。これは、火に油を注ぐようなものになるのではと危惧します。人種差別が良くないこととはいえ、全てを押しつぶして・全否定するやり方では敵が増えるだけだと思うのです。

今後のアメリカがどのような道を選ぶのか。これは、イギリスのブレグジット以上の問題。

大統領選挙で明らかになったように、地域(州)ごとに分裂していくのか。それとも何等かの解決策・妥協点を見つけるのか。対外的な問題が生じて一致団結するのか。

ヘイト・グループの多い州は、モンタナ・アイダホ・ミシシッピ・テネシーなど。

主流メディアは単なる白人至上主義あるいは極右勢力の反乱といった調子で報じていますが、オバマ前政権では振り子のようにブッシュ元政権の反動でリベラルに振れました。結果、トランプ氏が米大統領選中から「忘れられた(the forgotten)」と呼ぶ人々の間で不満が燻ってしまったことも事実。全ての人々を幸せにする方法など存在しないのでしょうが、いかに「忘れられた」人々を取り込むかを真剣に議論すべきと考えられます。ヘイト・グループの多い州

今後のシナリオ次第で、短期的なリスクオフに収まらず、分断が、米国という国を揺さぶっていくような気がいたします。

ただ、経済的な面で、米国企業が覇権を失うとは考えにくいのも事実です。

日本の政治学者「三浦瑠麗」氏も日本の右傾化について著書で下記のように語っています。

戦後、メディアを中心としたリベラル勢力は、右派的な傾向を秘めた政治家に対して、靖国に参拝するかしないか、歴史認識はどうなのかという踏絵を迫り、リベラルが大勢を締めた戦後日本社会において、明らかな右派を排斥し、隅に追いやることができたのです。それによって、日本社会は右派を弱者の側においやってしまった。~思想的に本流を占めてこなかった保守派が、長い間、弱者として押し込められてきたことに対する倍返し気分で国内の敵と戦っている。

日本に絶望している人のための政治入門

リベラル派の掲げる理想は、正しいことです。しかし、現実にはそんなことは言ってられず、人間には負の部分があります。美しいモノや人が好き、自分と似たような人に親近感を感じる、嫉妬や羨望、利己的な感情まで否定することは、対立を煽るだけです。

三浦瑠麗氏は、ロシアとの間で制裁の火遊びをして敵を作り出してはいけないといいます。自己の正義をふりかざして他者を否定することを独善といいますし、武田信玄の言う五分の勝ちを上とし、7分の勝ちを並、十分の勝ちを下とする考え方を右派・左派ともが取り入れてもらいたいものです。

この分断が続けば、リスク回避だ・FXだと言っていられなくなりかねません。

レイ・ダリオ氏の言う1937年に似ているという内容の詳細:フィナンシャルポインター

大恐慌からの6段階

3月の研究では、この年に至る出来事を次のように解説している。

(1) 1929年と2007年: 債務バブルが限界に達し、経済・市場がピークに
(2) 1932年と2008年: 不況の中、金利がゼロに
(3) 1933年と2009年: 量的緩和開始、デレバレッジ開始
(4) 1933-36年と2009-17年: 株式市場・リスク資産が上昇
(5) 1933-36年と2009-17年: 循環的回復で経済が改善
(6) 1937年と20??年: わずかな金融引き締めで自己強化的な停滞

レ・ダリオ氏が言いたかった1937年

歴史的に、この後、世界大戦が起こるわけですが、人類は経験から学んだはずです。

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