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円キャリートレードは金利差よりも為替差益重視派が多く、勝算は薄い:内田稔氏は円高を予想

今後の米ドル/円の動きについて、三菱東京UFH銀行の内田稔氏は、ドル安円高傾向を予想。FXで人気のキャリートレードに対して警告しています。

2017年後半の米ドル/円を予想するアナリスト達は、日米金利差拡大を狙う円安派よりも円高派の方が優勢のように感じるところ。


円キャリートレード派の論点

ドル高円安を期待する円キャリートレード派の論点は何と言っても日米金融政策の違い。金利差が広がれば、スワップポイントと為替差益の双方を得ることができて両得。

★日銀は、インフレ目標達成の時期を2019年頃と先延ばししており、現在の金融政策が引締めに変化する可能性は低い。

★欧米の中央銀行は、金融正常化に変化しつつあり、今後は金融引締め・金利上昇へと向かう可能性が高い。そのため、円の売り越し幅も拡大し7月には114円台に到達。

もし、日本が低金利、欧米が高金利に進めば、キャリートレードが増加し円安に傾く可能性も出てきます。

内田稔氏の円高予想の理由

日銀の金融政策への不安及び円ショートの逃げ足の速さを内田氏は警戒。FXの特性を生かして、キャリートレード狙いの方も危ないと思えば逃げ出せる用意をしておくことが大事。

1.日銀は、円金利の上昇を抑えることはできても、これ以上の金利低下余地はない。⇒海外の金利が上昇すれば、金利差拡大で円安になっても海外金利が低下すれば、金利差縮小で円高に。海外金利については、世界的に低インフレが懸念されており、内外金利差拡大は難しそう。

2.為替相場に重要なのは、名目金利よりも実質金利(名目金利-インフレ期待)であり、インフレ期待が高くなると、実質金利低下による円安が生じ、デフレ方向に進めば円高になる。残念ながら、債券市場のインフレ期待を示すブレークイーブン・インフレ率(10年物)は、低水準にあり、インフレ期待は一向に高まりません。

3.日銀の金融緩和に減価が生じる可能性:日銀の国債保有残高は2017年3月末時点で約427兆円と全体の約4割。2018年4月の黒田総裁の任期切れ前後に変化が生じるリスクがある。

黒田総裁が続投する可能性もありますが、続投しない場合は、後任次第で金融政策に変化があってもおかしくありませんね。今のところ、後任は緩和路線のリフレ派になりそうですから、黒田路線自体は継続されるでしょう。仮にリフレ派以外がなれば、大きな波乱要因。

4.円ショートの買戻し:北朝鮮問題やトランプ政権の混乱など相場の波乱要素が大きく、円ショートは金利差よりも為替差益を狙っているポジションが大きい。そのため、為替相場が動けば、すぐに円の買い戻しが起きやすい。

最後に、円ショートが造成された場合も、すぐに円の買い戻しが誘発されやすいと考えられる。基本的に、円キャリートレードにとって重要なのは為替相場の安定、すなわち低ボラティリティーと多少の円高にも持ちこたえるだけのバッファーをもたらす金利差だ。

例えば、円キャリー取引が活発化した2005年から2007年7月までを振り返ると、3カ月物LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)でみた日米金利差は平均して約4.3%、ボラティリティーが8.0%(いずれも年率)だった。対する足元の日米金利差はわずか1.3%程度にとどまり、ボラティリティーは相次ぐ地政学リスクの台頭もあり、平均すると年初来、おおむね10%程度で推移してきた。リスクに中立な投資家が、ドル円の今後の値動きは正規分布に従うとの前提で判断するなら、確率論でみてとても勝ち目はない。ロイター:円キャリートレードの勝算

5.米ドルは2014年半ば以降に上昇した分の反動で、ドル安圧力がかかりやすい。日本からの対外投資も活発になり、ドル安円高が進みやすく、4月の年初来安値108.13円を下回りそう。

リスク警戒感を危惧する亀岡祐次氏、内田稔氏共に、108.13円を下回る円高を予想しています!

◆各通貨ペアのスワップポイント GMOクリック証券のFXネオ

各通貨ペアのスワップポイント

※1万通貨の場合 2017年8月23日

米ドル/円を1万ドル持っていれば、1日あたり45円前後のスワップポイントを貰えます。画像の120円は3日分。これを狙うのがFXをはじめとするキャリートレード。

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