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中央銀行が市場を低ボラティリティ(VIX指数)に抑えつけたことで大暴落が待つ?

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市場のボラティリティ(変動幅・率)が低くなっていることから、いつか株式をはじめとした資産価格が暴落するという意見が出ています。ドイツアリアンツの首席経済アドバイザー、「モハメド・エラリアン」氏は、以前より、この問題に警鐘を鳴らしている人物。

シカゴVIX指数(恐怖指数)は、年々低下しており、低い状態が当たり前になりつつあり、逆にリスクが高まっているように見えます。


低くなるVIX指数=低ボラティリティの2017年

VIX指数:FRED:2017年5月17日

VIX指数は低下

同じように、VIX指数が低下していった場面がリーマンショック前の時期。トランプ政権・欧州政治・北朝鮮といった2016年から2017年にかけてのリスクに対して驚く程に低い反応しか示していません。

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低ボラティリティが続く理由

モハメド・エラリアン氏は、低ボラティリティが実現している理由を3つ語っています。

    • 中央銀行がボラティリティを抑制する意思・能力を持つこと
    • 成長が唐突でなく比較的一定
    • 流動性がふんだんにある

中央銀行が量的緩和によって資金を供給。そして、金融市場が荒れる政策変更や発言によって市場の変動を鎮める。FXで言うと為替介入・口先介入などもその一つ。

いわゆるバーナンキプットと言われるもので、黒田・イエレン両総裁に関しても同じことが言えます。株式・為替などの金融市場は安定している方が、実体経済にとってプラス。それゆえ、中央銀行による市場の安定=低ボラティリティは素晴らしい成果。ところが、この金融政策による低ボラティリティは、過剰なリスクを助けることになります。

株式市場の大暴落=低ボラ・高レバレッジが引き起こす

リーマンショック前もそうだったのですが、ボラティリティが低ければ、投資家のリスク許容度は上がります。グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュートでも低ボラティリティリスクについて指摘があります。

株式市場の振れ幅が20%であったものが、仮に40%の振れ幅になったとする。この投資家のリスク許容度が変わっていないとすれば、総資産のボラティリティを同じ10%にするためには、株式を売却し、株式市場へのエクスポージャーを50%から25%へと下げなければならない。25%の40%が丁度10%だからである。お分かりだろうか?低ボラティリティが株価の暴落を引き起こす

株価が上昇していく中で、低ボラティリティが続くのは非常に危険。なぜなら、投資家は資産が増えるに従いポジションをどんどん増やしていく。時にはレバレッジをかけて・・・FX・株式どちらでもそれは同じです。

低ボラティリティによるレバレッジ増大が続いた後に、大きなショックイベントが起きると、恐怖指数は上昇します。その時には、リスク許容度を抑えるため・損失を抑えるためにポジション解消売りが殺到。一気にボラティリティは上昇し、売りが売りを呼ぶ恐怖のスパイラルに飲み込まれることになるでしょう。これこそがリーマンショックをはじめとしたバブル崩壊のプロセス。

ただ、この崩壊がすぐに起きるかは不透明。株式市場は上昇し債券市場は下落=低金利が続くという現状は、もう少しだけ続くのではないかと思います。

エラリアン氏の語る流動性の幻想=誰が誰にお金を貸しており、創造された信用がいつ逆回転するのか。いつ、パーティーが終わるかはハイ・イールド債市場のスプレッドが兆しの一つになるだろうと言う。

政府が発行する通貨に加えて、ビットコインをはじめとした仮想通貨・企業が付与するポイントプログラムという企業内通貨・膨れ上がるデリバティブ。これの逆回転が起きれば、相当のリスクを生じることになるでしょう。その時に資産を守るためにもFXで保有ポジションのヘッジやスイスフランなどの逃避通貨に逃げる準備をしておきましょう。

外貨預金は、機動性・スプレッド・金利(スワップポイント)の三点で不利。

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