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2017年3月のECB理事会で、緩和政策はターニングポイントに到来!

ECBは、2017年3月10日の理事会で、政策金利と債券購入プログラムを据え置きました。

さて、今回は、ユーロ圏の2月消費者物価指数が前年同月比+2.0%と上昇。ECBの目標とする2.0%弱を上回ったことで、緩和政策をどうするかに注目が集まりました。

すでに、ドイツにとってユーロは安く、他の国にとってはユーロが高いことが問題であることは明確。ドイツ自身からもそれはそうだが、金融政策は、ECBの管轄と言われてしまいました。その中で、ECBの緩和がテーパリングをどのようにしていくのか。政治的な不安要素・国同士の格差や軋轢のある欧州の出口戦略は難しそうです。

ユーロ/ドルは、FX初心者には少し難しいかも。しかし、通貨の世界で最も取引が多く・大事な通貨ですから、しっかりと追いかけておきましょう。

●ユーロ/ドルの一時間足チャート

ユーロドルの1時間足チャート

GMOクリック証券のFXネオ

ドラギ総裁の会見を受けて、一時、ユーロ/ドルは、1.06を突破。3/6の高値1.064を抜けるか今後の動きに注目。

ECB理事会後のドラギ総裁会見:2017年3月

2兆3000億ユーロの債券買い入れ策は、ドイツが縮小を主張も12月までの買入れ継続を決定。

ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ECBは今回の声明から「目標達成に向け正当化されるなら理事会は利用可能なあらゆる措置を利用する」との文言を削除したと指摘。削除の理由について「デフレリスクに促された一段の措置の導入に向けた緊急性がもはや存在しないことを示唆するために削除された。これが理事会の見解だった」と説明した。ロイター

デフレリスクは後退して、緊急性はなく、ECBの金融政策は成功した!ということで、後は、出口戦略ですね。ユーロの流れは、これからテーパリング・利上げ方向へと変化するでしょう。

インフレ率の問題

ドラギ総裁の会見では、ユーロ圏のリスクは後退しつつあるも、依然として下向きで、世界的要因に左右されると発言。

インフレ動向が原油相場に左右されること。欧州各国での選挙がリスクになる点を指摘して、政策継続の正当性を説明しました。

ECBの最新経済予測:インフレ率

  • 2017年:1.7%(1.3%から引上げ)
  • 2018年:1.6%(1.5%から引上げ)
  • 2019年:1.7%(変化無)

2018・19年のインフレ予想が、まだ2%以下であるため。、ここも緩和政策継続の理由になります。ここが、1.9%以上になれば、インフレ目標は完全に達成したと言えるでしょう。

インフレ率については、原油価格が回復したためが最大の要因。2016年の秋から下落した原油価格は、2017年の冬に安値のピークを付けました。

ということは、原油価格が上昇した今年は、安かった去年よりも物価全体が押し上げられる効果が出てきます。

●原油価格の週足チャート:2017年3月10日

原油価格のチャート

GMOクリック証券のCFD

原油価格は、価格下落で米国のシェール生産が落ちた事、OPECの協調減産により50ドル前後まで回復。

欧州の選挙が不安定要素

そのため、2017年のインフレ率は高めにでることが予想されており、ECBは、そこを見極めておきたいのでしょう。

もっとも、欧州は。オランダ・フランス・ドイツと選挙が続き、もしかするとオランダやフランスで、反ユーロ・EU派の候補が勝つかもしれません。

特に、フランスのルペン氏とマクロン氏を巡る世論調査は注目です。反ユーロ・EU派のルペン氏優勢だとユーロは売られます。

●ユーロ/ドルの週足チャート

ユーロドルの週足チャート

GMOクリック証券のFXネオ

オランダのウィルダース氏率いる自由党の状況も注目。

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