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トルコの軍事クーデターでトルコリラは急落し、為替相場はリスクオフに動く

2016年7月15日、トルコで軍事クーデターが発生。トルコ軍は、アタチュルク国際空港・橋を封鎖。国定テレビで全権を掌握したと放送。

NY市場の引け間際だったことで、トルコリラは急落。リスク回避の円高で104円台。トルコリラは、日本のFXトレーダーにも人気の通貨なので、これからの動きに注意しなければいけません。

  • トルコリラ/日本円:34.69円
  • 米ドル/トルコリラ:3.017

ユルドゥルム首相、エルドアン大統領は、声明で、軍事クーデターへの反対声明を出しています。エルドアン大統領は、国民に対して軍の一部が暴走したと説明、国民に対して抗議するように訴えています。

軍事クーデター

トルコ軍事クーデターでトルコリラは急落

トルコリラの対米ドル相場は、前日から約5%の下落。今後、しばらくは、トルコリラ及びトルコ株式市場は混乱するでしょう。

トルコリラ/円のリアルタイムチャート:日足

 

トルコの現在情勢を調べたい方は、下記サイトを参考にしてください。

●トルコ軍事クーデータ時の各為替相場の動き:セントラル短資FX 2016年7月16日

軍事クーデター時の為替相場の動き

TRY/JPY(トルコリラ/円)は、急落して34円台に。英ブレグジットの時にリスオフに動いたレベルに比べると下落幅は小さい。週末の状況次第で、来週の為替相場は動いてくるでしょう。

軍事クーデター側が勝つかそれともエルドアン大統領側が勝つかどうか?

クーデターの首謀者は、まだ不明で、エルドアン大統領は、米国在住のフェトフッラー・ギュレン氏の影響を受けた軍部が主導していると主張するも同氏の関連団体は否定。ギュレン氏のウェブサイト

米国のケリー国務長官は、トルコのカブソグル外相と会談して、トルコ政権を支持すると伝えた様子。

7月16日にトルコ政府は、クーデターを鎮圧したと発表

クーデター側の軍人2839人を拘束。人質になっていた軍トップのフルシ・アカル参謀総長を救出。エルドアン大統領はギュレン師の影響を受けた一部の軍部が主導と主張しています。具体的なクーデター側の首謀者・リーダーはまだ不明。

トルコでは、過去にも軍事クーデーターが2回発生しており、今回で3回目

  • 1960年:民主党政権を倒した軍事クーデーター
  • 1980年9月12日:政治的混乱の中で軍事クーデター

トルコ軍は、ツイッターなどSNSを封鎖しており、トルコ国内の情報はあまり入ってこない状態。

イスタンブール

トルコの世俗主義とイスラム主義の対立

トルコは、1923年にトルコ共和国が成立して以降、政教分離を旗印にしています。建国の父、ケマル・アタチュルクの方針で政教分離(世俗主義)を実施。

近代化を目指して、公的な分野から宗教の影響を無くし西欧型社会を目指す方向。

建国以来、トルコの政治と社会をめぐる最大の争点の一つは、人口のほとんどがスンニ派のムスリムでありながら、憲法で採用されている「世俗主義」の原則である。

トルコは、建国の父である初代大統領アタチュルクが、近代化を目指し、西洋化政策を打ち出した。政教関係については、フランスにならって、公的領域への宗教の侵犯を厳しく禁止した。個人でも、公的領域に宗教的な象徴や服装を持ち込むことが禁止されたのである。しかし、このようなフランス型の厳格な「世俗主義」を採用したことが、たえずトルコの内政に緊張を与えることになった。トルコにおける世俗主義

この、世俗主義で排除されるイスラム教的価値観は、素直に受け入れられた訳ではありあません。政治は時折、イスラム教を政治に取り入れる方向に進み、それに対して世俗主義を中心に置く軍部がクーデーターを起こしてきたのがトルコの状態。

国民も一枚岩ではなく、世俗主義派とイスラムの力を強めたい派の両者が常に存在しており、どちらが正しいということはできません。

現在のエルドアン大統領は、イスラム主義の強い人物で、独裁色・イスラム色を強める方向に動いており、世俗主義を唱える軍部がそれに対して起こしたクーデターではないかと思います。軍部の目的はトルコ政府を世俗派に戻すことではないでしょうか。

エルドアン大統領が元々所属していた公正発展党は自由主義やEU参加を望むも宗教的にはイスラム主義政党。2013年にもトルコでは、エルドアン大統領に対する大規模デモが発生。世俗主義からイスラム主義への転換方針が背景に存在。

エルドアンは、トルコの政治体制を従来の世俗主義(政教分離)から、イスラム主義に転換させようとしている。エルドアンが首相になる直前の04年にも、イスタンブールを中心に、エルドアンの就任に反対する数十万人規模の政治集会が、世俗派主導で開かれている。今回の反政府デモは04年からの流れをくむものだ。トルコの反政府運動

トルコリラはスワップポイント狙いのFXトレードが多い

トルコは、政策金利が7.5%(2016年7月16日現在)と非常に高いため、FXで人気を集める通貨。

トルコリラ/円の買いスワップポイント(1万通貨)は、7月8日の水準で1日あたり89円と非常に高いレベル。1年間保有していれば32,485円のスワップポイントになります。スプレッドは片道4~9銭と流動性が高い分だけ高め。

とはいえ、短期売買でトルコリラをトレードする人は、FXでも少ないはず。スワップポイント狙いで買いポジションの人が多かったはずですから、今回のトルコ軍事クーデターに対してのダメージは大きくなる可能性があります。

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