2013年4月と少し古い本ながら、FX入門編にちょうど良い本が斉藤学氏の「マナブ式FX」。50万円を6900万に増やした実績を持つ有名FXトレーダー。
勝っているトレードを真似したいという方におすすめ。初心者にとって、何が分からないかが分からない・・・。そんな状態で難しい本を選ぶと読むのがつらい。パンローリングから出版されている投資本の大半は、初心者に難しいと思います。その点、斉藤学氏はパソコン学校で講師を務めるだけあって、必要最低限の情報を分かり易く執筆してくれています。
経験あるトレーダーも納得の売買テクニック、そしていくつかのテクニカル＆ファンダメンタルズ分析の解説。最初はこれだけ読めばだいぶ為替とFXが分かるようになるはず。
マナブ式FXトレード：3つの売買テクニック
実戦で使える3つのテクニカル分析によるFX売買テクニックを【マナブ式FX】の序盤では紹介。どれも有名なテクニカル分析で、ベテラントレーダーになっても使えるテクニック。
- 平均足+ボリンジャーバンド+RSI
- 短期売買派に、トレンド・売買タイミング・行き過ぎを判断する3つのテクニカルを利用したFXトレード
- MT4のVQ
- ボラティリティから予想するMT4の無料インジケーターで売買シグナルに合わせたトレード。
- MT4のTHVシステム
- 平均足と一目均衡表を組み合わせて開発された売買シグナル。スイングにもスキャルピングにも応用できる。
平均足+ボリンジャーバンドそしてRSIの3つのシグナルが揃ったところで売買する手法で、見た目も分かり易く、FX・株式に慣れていない方もサインを読み取りやすいことが特徴。
●DMMFXの米ドル/円5分足チャート
ボリンジャーバンドだけ・RSIだけを見ていると売買チャンスは頻繁にあります。しかし、それではダマシも多く儲かりません。そこで、3つの指標が一致した時だけ売買するのが「マナブ式」。赤い四角のところはどれか一つしかシグナルを出していない個所で売買してはいけないポイント。
このように、初心者でもすぐに利用できる実践的なFXトレード手法を冒頭に紹介してくれています。これは、斉藤学氏のオリジナル手法ではなく、ベーシックな投資テクニックですから汎用性も高い。
そして、もちろん、FX入門として役立つように、基本的な知識・ノウハウはこれ一冊でもだいぶ吸収することができます。
- マナブ式基本のFX
- 勝つためのテクニカル分析活用法
- ファンダメンタルズ
- 9通貨の紹介
- マナブ式FXのトレードノウハウ大公開
このように、基本から斉藤学氏の独自ノウハウまでを吸収できます。この本、分かりやすく・読みやすくを意識しているので、FXを初めて取引する方も理解しやすいと思います。内容はかなり実践的なので、FXトレードを繰り返しながら上手く行かずに損してばかりという方が復習するのにも良い内容。
斉藤学氏は、個人のFXトレーダーとして、少ない資産を6000万円以上に増やした方だけに、初心者のつまづく所や投げ出したくなることを分かって書いています。
ファンダメンタルズで方向性を見てテクニカルで売買タイミングを見る。為替は何事もなければテクニカル分析で把握できる範囲内で動いていることが多いので、テクニカル分析をしっかり行えばそこそこの成果を上げられます。ところが、それではあまり儲かりません。
ファンダメンタルズ分析は覚えることが多く、A=Bという具合に定石が通用しないことも多いため、私もテクニカル分析から勉強していく方をお勧めいたします。そして、最終的には双方の分析手法を使いこなせるようになれば一人前。
マナブ式FXトレードに関係する本とサイト
初心者におすすめなのが50万円を6900万円に増やしたマナブ式FX。その他の本は、一冊目をマスターしてから！
- THVシステム：MT4のインジケーターTHVシステムを入手できるサイト。
- MT4でFX：様々なMT4のインジケーターが揃うサイト
- 斉藤学氏：FX為替レート予想のサイト
- investings.com：毎日の為替相場予想を斉藤学氏が行っています。
