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ゴトー日の仲値前は米ドル上昇しやすい!?FXで数十銭を狙うタイミング

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ゴトー日&仲値にドル買いが起きやすいことを利用して数pipsを稼ぐFXのゴトー日トレードというテクニックがあります。

5と10が付く5日や10日は、企業の支払い・資金の受け渡し日で為替の実需が生じやすい日。

お金の支払いが多い日

企業で実際に入出金するときに、1件1件バラバラにしているとお金の管理や手続きが面倒、そこで、請求書・入出金のタイミングをできるだけまとめます。その日に当たるのが5や10が付く日。給料の支払い日は20日や25日が多いでしょうし、請求書や入金の締日は、25日締めや月末が一般的。月末もゴトー日としてカウントしていいと思います。

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そのため、銀行と企業の取引が多くなります。

日本の企業がドル買いを行うのは、日本から外国への支払い【日本円をドルに両替】。支払は、自社でタイミングを決められるためゴトー日や仲値前に行うことが多くなります。 逆に、ドル売り(外貨売り)は、外国から外貨を受け取って円に両替します。受取は、相手次第なので、相手のタイミングに左右されてしまいます。 つまり、ゴトー日は、ドル需要が出やすくドル買いに動きやすい傾向があります。かつ金曜日はドル需要が高まりやすい日。

ゴトー日の仲値FXトレードを行うタイミング

では、どのようなタイミングでFXトレードを行えば良いのか。

一つはゴトー日。

5日・10日・15日・20日・25日・月末

もう一つは仲値前!

仲値でドル買いが起きやすい

仲値は、銀行が取引する為替相場の中間値。為替レートは、FXも銀行も同じく売値と買値の2wayで価格を提示します。その差をスプレッドと呼び、中間の値を仲値と呼びます。【TTS・TTB・仲値

FX会社は24時間、為替相場が変動しますが、窓口で外貨両替を行う銀行は、朝10時にその日のレートを固定します。

というセオリー・アノマリーがありますが、毎日、仲値前にドル上昇を予想してドル買いをしても、上手く利益が出るとは限りません。ロンドンやNY市場の流れを引き継いで東京市場が動くため、単純な仲値前のドル買いトレードは難しいと思います。【各市場の傾向

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それよりも狙いは、ゴトー日の仲値前かつ金曜日

前述のように、ゴトー日かつ金曜日には、仲値不足というドル不足の状態になりやすいため、FXトレードでドル買いをするのに良いタイミングです。

ゴトー日の金曜日にドル/円が上昇した例

イースターの中、週末のゴトー日で一時的に上昇。本日仲値のドル不足は通常より多め

●2016年3月25日(金曜日)米ドル/円チャート:DMMFX

ドル円上昇:仲値

この時の市況解説

25日は、日経平均の上げ幅拡大と外貨決済需要が高まりやすい「ゴトー日」、その思惑もあってドル円は買われて113円を回復、113円11銭近辺まで上昇。このレベルでは上げが抑えられている。つれてユーロ円は126円22銭近辺、ポンド円は159円87銭近辺、豪ドル円は85円14銭近辺まで一時上げている。(T)GMOクリック証券

ゴトー日の仲値不足で、ニュースも無いのに、米ドル/円は上昇、仲値前には、112.75~80円近辺だったのに強めのレジスタンスだった113円を突破する動き。仲値で上昇する前にドル買いに動いていれば利益を得られましたね。

単純に仲値前なだけでドル買いをするのは、リスクの多いトレードだと思います。しかし、ゴトー日を意識し、チャートを勉強してテクニカル的に良いタイミングであること、経済指標や大きなニュースがないことを確認してトレードをするのはFXで利益を上げやすいチャンスの一つと言えるのではないでしょうか。現代は、単純なセオリーで勝つことが難しくなっています。そのため、複数の要因を意識して動き、逆に損失が出たらスパッと損切りを行う勇気が必要です。

ゴトー日&仲値前のFXトレードは、大きな利益を期待する取引ではありません。せいぜい数十銭の利益を得られれば十分です。そのため、外貨預金では不可能で狭いスプレッドを実現しているFXでしかできません。

低スプレッドのSBIFXトレードやDMMFXでトレードするのがおすすめです。

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