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NY・ロンドン・東京市場の傾向を生かしてFXトレード:NY市場でトレンドが出来た時はチャンス大

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為替相場は、世界一、大きい市場かつインターバンクと呼ぶ銀行間取引で、多彩な投機・実需取引が行われています。そこで行う取引の癖・個人投資家のFXトレードの傾向を掴んでおくと、利益を出しやすくなります。

ここでは、為替の三大市場における取引傾向を紹介します。

東京市場の為替相場傾向

日本の東京。ここは米ドル/円が売買の中心。輸出入の実需がメインの市場に世界最大のFX取引量を誇る個人投資家の動きが大きい市場。

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実需の特徴として、貿易黒字=手に入れたドルを売り円を買う。赤字はその逆の動きが起きやすいことがあります。また、取引をしなければいけない場合が多いので、下がれば買い、上がれば売りの動きが多い特徴も持っています。

FXトレーダーも、スワップポイントなどを目的とする中長期層は別として、狭いスプレッドを利用して大量の取引を行うデイトレーダー層は、逆張りが主流になります。

トレードチャンス:NY市場の米ドル/円が上昇して終えると、東京市場は売られやすい。逆に、NY市場が下げていると東京市場は買いやすい。

●SBIFXFXトレードの1時間足チャート:米ドル/円

NY市場で下げて東京市場で買われる

NY市場と東京市場で逆の動きをした事例。NY市場で下げた後に、東京市場で買われている個所をピックアップ。

また、東京市場全体で考えても上昇したところは売られやすく、下落したところは買われやすい⇒個人投資家と実需筋の逆張り傾向が強いため。インターバンクのマーケット―オーダーを意識しておく方が良く、ストップロス狩り的な動きはロンドンやNY市場の方が起きやすい。常にこの動きが起きるとは限りませし、リスクオフ傾向が強待った時は、そのまま下落する時もあります。

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ロンドン市場の傾向

時間的にアジア・欧州・NYの時間帯をカバーできるため、最も取引が活発になる時間帯(市場)。実需・投機・M&Aと様々な取引が行われています。米ドル/円以外のユーロ・英ポンドをはじめ様々な通貨が取引される世界一の市場。

ロンドンのディーラー・トレーダーは、LIBORや為替相場の不正操作事件が起きたように、良くも悪くも仲間意識が強い。銀行内の人間関係よりも他銀行の同業と仲が良く、引き抜きが日常茶飯事。ロイターやブルームバーグ端末付属のチャットなどを利用して情報交換しながら利益を稼ぎます。そのため東京市場の状況を見て、ストップロス狩りやショート・ロングの投げを誘います。そのため、相場のキーポイントに差し掛かっているとそれを崩すような動きが出やすいことも特徴。FXトレーダーがその動きに乗る場合は深追い厳禁。

ロンドン銀行間取引金利不正操作とは、ロンドンにおける銀行間取引金利である「LIBOR」が不正に操作されたという問題のこと。LIBORは、国際的な金融取引の際に基準となる金利であり、各銀行が自己申告し、集計に用いられる金利は正しい数値であることが原則である。しかし、複数の銀行が実際とは異なる金利を申告し、LIBORの値を不正操作したという疑惑が持ち上がり、2012年6月頃に問題化した。ロンドン金利不正事件

NY市場の傾向

NY市場は、ドルが中心の市場であり、投機の多い市場です。NYのディーラーは、レンジブレイク狙いが多いと言われています。世界最大の経済大国「米国」の経済指標や要人発言は、為替相場に与える影響も大きいところに投機筋がその動きを加速させます。

レンジブレイクして上昇するとさらに上昇し、下落するとさらに下落しやすい市場。とはいえ、経済指標の発表などで流れが急激に変わることもありますので、注意しましょう。

相場の方向性が決まるとそちらの方向に動きやすいため、値ごろ感での戻り売りや押し目買いは危険な市場。

そして、NY市場で大きく下げたり上げたりした場合は、翌日の東京市場で価格を戻しやすいので、トレードチャンスが生まれます。

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