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ダイバージェンス(オシレーターの逆行現象)を利用したFXトレード

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トレードテクニックの一つ、ダイバージェンスは、オシレーターの逆行現象のこと。RSIストキャスティクスなどのオシレーター系分析を活用する方法としてFX・株式トレーダーに広く知られています。

簡単に言うと、価格は切りあがっているのに、オシレーターは切り下がっているという「価格とオシレーターの動きが逆の状態」。初心者は、これを勉強すると感動してすぐに使いたくなりますが、焦らず急がずエントリーよりも決済時に利用することから始めてください。

ダイバージェンスはトレンド転換を示すサイン

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オシレーターを使いこなすにはダイバージェンスが必須。トレンドの勢いが低下し、横這い・転換を示すサイン。とはいえ、ダイバージェンスが現れたからといって、すぐにエントリーや決済するのは粗忽。他のテクニカル分析指標・レジスタンスラインなどと組み合わせれ売買ポイントを見つけましょう。

ダイバージェンスのタイプ

上昇トレンドでも下降トレンドでも生じます。分かり易く上昇時を例に説明します。

1.価格とオシレーターの逆行
価格は上昇トレンドなのに、オシレーターの山が下落トレンド。価格上昇の動きが弱まり、相場の勢いが弱まっているサイン。特にオシレーターの天井圏(底値圏)で生じると信頼性が高い。
2.横ばい状態で生じるダイバージェンス
相場が下降トレンドの後で、横這いを続けた後にオシレーターが買われ過ぎ水準に上昇するが価格の動きは小さいケース。その後に相場が大きく下落する可能性を示すサイン。価格は上昇してもすぐに売られるということは、売り機会を狙う人が多いということ。
3.安値や高値の更新
価格は安値更新するもオシレーターは安値を更新しない場合は、相場の転換点の可能性が高い。このパターンは、ポジションを決済して利食いするチャンス

●ダイバージェンスの例:ユーロ/円の15分足DMMXチャートにオシレーター系として、スローストキャスティクスとRSIを表示

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ダイバージェンスの例

白い⇒のところは明確なダイバージェンス。価格は上昇しているにも関わらず、ストキャスティクス・RSI共に、インディケーターは下降傾向を示す。実際に価格もその後に下落。

白枠で囲ったところもダイバージェンスの例。横這いの中で、価格のわずかな上昇に対してストキャスティクスやRSIが上昇するも勢いは弱い。

●ダイバージェンス:オシレーターは安値更新せず:米ドル/円の10分足チャート

明確なダイバージェンス例

この例は、価格が安値更新したにも関わらず、ストキャスティクス及びRSIのインディケーターは安値更新せずに切りあがっている例。その後の米ドル/円価格上昇を示唆するサイン。

先程も書きましたが、ダイバージェンスだけで相場を判断するのは危険です。FXトレードを行う時は、絶対に他のテクニカル分析と組み合わせた上でご利用ください。

このダイバージェンスは、システムトレードに組み込みにくく、自分で売買の判断を下す裁量トレード向きのトレードテクニック。ならば、ファンダメンタル分析の要素も組み合わせて考えた方が、勝率が上がると思います。ダイバージェンスを必死になって探すよりも、チャートパターンの一つとして認識しておいてください。

FX初心者の方は、新規ポジションを持つエントリー時よりも決済する時のサインとして使い、感覚を見極めた方がいいと思います。

オシレーター系指標の中で、一番、ダイバージェンスを発見しやすいのはRSI。MACDやストキャスティクスより視覚的にはっきりと出ることが特徴。

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