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スイス・フランショックでアルパリUKが突然の破綻

昨日、生じたスイス中銀の対ユーロ上限撤廃はFX会社に大きな混乱と損失をもたらすことになり、アルパリが破綻。

大手FX会社の一つだった「アルパリUK」が破綻。英プレミアリーグサッカー【ウエスト・ハム】のスポンサーを務めるなど好調だったはずの会社が急激なスイスフラン高の損失をカバー出来ずに破綻。2011年10月に創業しMT4や流動性・スプレッドの良さで人気を集めていた会社。業績好調だったはずなのに・・・

アルパリの破綻宣言

突然、スイスフランショックがあった昨日。それからたった一日(2015年1月16日)での破綻。これからもスイスフラン系取引の多い欧州系のFX会社で危険なところはあるかもしれませんのでご注意ください。

アルパリジャパン(田代信次社長)が公表したお客様への文章を全文引用しておきます。親会社のUKが破綻したために、アルパリジャパン自身もポジションを強制決済するなど実質的に営業休止状態。


「スイス国立銀行が対ユーロでの上限を撤廃したことにより、スイスフラン関連の通貨ペアを中心に相場が大きく変動、また流動性の低下が生じました。
その影響により多くのお客様が有効証拠金を上回る損失を被りました。お客様が損失をカバーできない場合、当社に引き継がれます。 その結果、アルパリ(UK) Limitedは本日(2015年1月16日)をもって破綻致します。お客様の資産はFCAの規定に基づき引き続き当社の資産とは分別して管理されております。

なお、本決定に基づき、誠に不本意ながらお客様がアルパリジャパンにて、現在お持ちのポジションを早急にすべて強制決済させて頂くこととなりましたことをご報告させていただきます。
また同時に新規ポジションをお持ちいただく事、入金、口座開設につきましても今後一切を中止とさせていただきますことをご了承頂きたく存じます。
日本におきましても、お客様からお預かりしている資産はすべて完全信託保全の対象となっております。
出典:アルパリジャパン

あわせてUKの原文もリンクしておきます。

アルパリが破綻した理由

FX会社は、お客様が取引を行うときに必要な担保として証拠金を預かります。取引が損失になった場合は、証拠金から差し引かれて終了。これを差金決済と呼ぶ。

ところが、今回は、スイスフランが中銀の上限撤廃で約30%の急騰。これは、米ドル/円が100円から70円に急騰したようなもの。スイスフランを売っていたFXトレーダーや投資家達は一瞬で巨額の損失を出すことに。アルパリUKでは、お客様の損失が大きすぎて預かっている証拠金だけでは足りなくなってしまったのです。

その足りないお金はアルパリUKの負債となったために、わずか一日で破綻するという事態に。

もう一つ理由を考えると、FX会社はお客様の取引に対してリスクを減らすためにカバー取引を行います。お客様と同じ取引をカバー会社と呼ぶ他の金融機関と取引するわけです。

お客様が100万ドルの買い⇒FX会社も100万ドルの買いをカバー会社に出す=リスクゼロとなる。

このカバー取引をしていなかったもしくはできなかった可能性も。あまりにも瞬間的な出来事でFX会社のカバーが出来なかったとしたら事はもっと重大に。

スイスフランの動き

多くのFX会社で同じ事が起きていたら危ういところ。

その後、破綻したアルパリおよびアルパリジャパンは債権者集会などが開かれて負債の状況確認や返済確認を実施中。

そして、2015年8月、アルパリジャパンは、スイスの大手ブローカーのDukascopyに買収されることが決定。日本の金融商品取引業免許を取得して、日本市場に参入する模様。破綻したアルパリジャパンの顧客基盤はどれくらい残っているのか。取引プラっトフオームの扱いをどうするのか気になるところ。

北米最大手のFXCMの状況

FXCMは15日付の発表文で、「スイス中銀の午前の発表を受けたユーロ・フラン相場のかつてないボラティリティ(変動性)で顧客はかなりの損失を被った」とし、その影響で「エクイティバランスがマイナスとなり、FXCMへの債務が約2億2500万ドルに膨らんだ」と説明した。ブルームバーグ

FXCMは上場しているので株価の動きはわかります。ブルームバーグ

  • FXCMの株価:12.630
  • 前日比:-2.240
  • 前日比(%):-15.064

お客様の資産は、アルパリジャパンの報告でも完全信託保全の対象になっているため守られるはず。今後の経過を見守りましょう。

もちろん、現在のアルパリジャパンで新規口座開設や取引を行うことはできません。

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