欧州の景気低迷に対して米経済の好調は続いている。10月3日発表の米9月雇用統計は、失業率5.9%と2008年7月以来の低水準。いよいよFXトレーダー注目の利上げが2015年のFOMCで実行されるかどうかに注目が集まる。FX初心者の方も米金利の行方と決定の場であるFOMCにご注目ください。
好調な米経済はFRBの利上げを呼ぶ
2014年4~6月のGDPは、前期比年率で4.6%増。9月雇用統計は非農業部門雇用者数が24.8万人増加。
●SBIFXトレードの4時間足チャート:エボラ出血熱や中東リスク。110円達成感などで調整局面入りの状況。しかし、米雇用統計が予想以上の好調となり、ドル高円安に戻す。
※スプレッドが狭く、FX入門編としてもおすすめの会社。
IMFのラガルド専務理事は、世界経済見通しを引き下げる意向を示す一方で米経済を先進国で最も強いと評価。
FRBは、10月のFOMCで量的緩和を終了させた後に、雇用や景気・不動産・為替や株式市場を見ながら利上げのタイミングを図る模様。FRBの出口戦略「政策正常化」
日本のFX投資家は、円売りで対応中
取引所FX「くりっく365」の売買高は、122億ドル(9月)と57億ドル(8月)は、大きく増加。店頭FXも同じ傾向は変わらず、キモノトレーダーとも呼ばれる日本の個人がドル/円相場を買い支える面も。
これから、米の金利が上がっていけば日米金利差によるスワップポイントも得られるため、外貨預金を利用している方が取引手数料無料でスプレッドの狭いFXに参入してくる可能性もある。
専門家の円安相場予想
円安はどこまで進むのかそれとも調整やトレンド転換がありえるのか?
ソシエテ・ジェネラルのアルバート・エドワーズ氏はフリーフォールで150円も
エドワーズ氏は「円相場は長年の下値支持線である120円を目指しており、この水準を抜ければ140円、そして150円に向かう可能性がある。あっという間の速い動きになるだろう」と発言した。ブルームバーグ
欧州系銀行のエドワーズ氏は、円安進行による世界経済のパニックを予測。このまま円安が進めば中国経済の崩壊やデフレスパイラルが世界を襲うと予想。1997年のアジア通貨危機は円安が引き起こしたと話しており、再び同じことが起こりえると悲観的な内容を述べている。
他の悲観論では、日本の金融緩和やリフレ政策が円安・株安そして日本国内からのキャピタルフライトを生む。FRBの量的緩和がリーマンショック以上のバブル崩壊を生むなどがある。
●SBIFXトレードの週足チャート:狭い範囲で動いていた為替相場は円安トレンド
日経新聞の2014年末の円相場予想(2014年10月5日)
ほぼ、現在のレベルと同等。
- 三菱UFJ銀行の内田稔氏:109~111円
- みずほ証券の鈴木健吾氏:107~112円
- シティグループ証券の高島修氏:108円前後
日経平均株価は現在値を上回る1万6000円から8000円の予想。
9月の為替相場・FX市場は、急激な円安で売買高が増加し利益を得た方も多いことでしょう。FX初心者が参加するにはちょうどいい機会ではないでしょうか。
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