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  1. テクニカル分析必勝入門
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為替相場が急激に上昇や下落後は価格か時間の調整が入ることが多い

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為替相場は、底なし沼に落ち込むような下落や天国に向かうような上昇も、滅多に起きません。急上昇(下落)した後は、価格か時間のどちらかで調整されます。この判断をするには、チャートにボリンジャーバンドやトレンドライン・移動平均線(乖離率)などを表示させます。

相場に時間と価格調整を行う局面はつきもの。

ウクライナを巡る米欧対ロシアの対立(第三次世界大戦もあわや)、サブプライムローンやリーマンショックから始まる金融危機。実際に体験しているとまるでこの世の終わりのような気がする時もあります。

そういった時こそ、冷静に為替レートを見ること。テクニカル分析の基本である価格に全ての要素は織り込まれるという言葉が金言として生きてきます。

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需給バランスを価格で調整する意味もありますが、ここではFXの相場予測の観点から記事を書きます。

●DMMFXのチャートは、為替と株の双方をチャートで見ることができます。もちろんテクニカル分析も可能。

株と為替を合わせて確認

※クリックで拡大

為替相場と時間&価格調整の局面

特に為替は、輸出入など実需で利用します。もちろん先物予約等でリスクヘッジをするのも限界がある。そのため、緩やかな変動には対応できても急激な上昇や下落があると企業も価格転嫁ができず生産やサービス提供が困難に。

ドル/円レートが今日は100円明日は50円と半値に下落したらハイパーデフレやハイパーインフレでFXトレード以上に国民の生活自体が成り立たない。ただし、ゆっくりと円安や円高が進めばその間に対応策を取ることができます。

相場は、余程の場合を除き急激すぎる上昇(下落)は「調整」の動きが入ります。売り過ぎれば買戻しの調整が入りますし買い過ぎれば反落。ほとんどの場合、買い手と売り手が存在して取引が成立します。

上昇するには買いエネルギーが必要。さらに上昇するには現在以上のパワーが必要。下落もしかり。そのエネルギーを貯めるためにも調整の動きが必須。

調整は価格と時間の二つ

1. 価格調整

急激に上昇した相場が一時的に下落するケースが価格による調整。上昇トレンドの中でも一直線に上昇せずにジグザグに上下動を繰り返しながら動きます。

2. 時間調整

価格が下落するのではなく一時的にレンジ相場になり動きが止まる中で時間が経過していく調整。急激な上昇後に相場の動きが止まり時間が経過した後に再上昇していくケース。

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※価格・時間とも下落相場にも当てはまる。

急激に上昇や下落すると利益確保や損失決定の売買が重なり大商いとなる。売り買いが交錯することで調整が起きやすい。FXや株に慣れている方は肌感覚でお分かりかと。

●DMMFXのドル/円日足チャート:ボリンジャーバンドを表示。

上昇後に価格と時間で調整

※クリックで拡大

2013年冬場はドル高円安の上昇トレンドに乗っていた。春から秋にかけて価格・時間ともに調整が続く。この間はFRBの量的緩和縮小がいつ始まるかと緊張を強いられておりFXトレードにとって難しい時期でした。

時間調整の考え方

価格での調整は分かりやすい。一方、時間での調整は初めての方には慣れにくい考え方ですから意識しておきましょう。

テクニカル分析の中でも、一目均衡表は非常に時間調整や日柄ということを意識している分析方法。他にも移動平均線やトレンドラインを活用して相場が横這いかトレンドと逆方向に行きそうなタイミングかを見極めましょう。

DMMFXの移動平均乖離率で調整しそうかどうかを判断

DMMFXの1時間足チャート:ドル/円と移動平均乖離率

移動平均乖離率の確認

価格が急激に上昇や下落して行き過ぎているかどうかを見るFXトレード用にテクニカル分析に「移動平均乖離率」という方法がある。

為替レートと移動平均線がどれくらい離れているかを見る。あまりにも乖離が大きくなると価格調整が起きる可能性が高い。ただし、乖離率が高いまましばらく推移することもあり最終的に調整はしたものの損切りさせられたという事態も起こりうる。

他のテクニカル分析にも言えることながら、乖離率単独では使いたくない指標。

為替相場が急激に動くと、新聞や雑誌は超円高(超円安)などと取材記事を書きます。彼らは予測ではなく起きている事を伝えるのが仕事。そのためか、現在のトレンドが更に続くような内容が書かれていることが多い。

そのような局面でFXを開始した方が上手くいかない理由の一つがこの「調整」の時に始めてしまうからです。

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