必勝を目指すよりあっさり負けることを経験しよう。FXトレードを始めたばかりの方は、上手く負けてください。
全部勝つと思ったり、負けるたびに俺って(私って)ダメ人間なんだと落ち込んだりしてはいけません。
FXのベテランでも勝率100%は目指していない
負ける時はできるだけあっさりと負けてください。どんなに頑張っても相場で勝率100%は目指せません。
もし、勝率アップだけにこだわれば二つのコツを守ればいいのです。
- 損切りしない
- 利食いは小さく
このコツを守れば勝率だけは高くなりますが利益は小さく損失は大きくなってしまい儲かりません。
●SBIFXトレードの為替レート画面
失敗したと思ったら決済して再チャレンジです。FXのスプレッドはとても狭いので費用(コスト)は少ししかかかりません。
トーナメントではなくリーグ戦だと考える
FXは、負けたら終わりのトーナメント制で戦う高校野球ではありません。140試合戦って決着をつけるプロ野球だと思ってください。
トーナメントとリーグ戦の違い
トーナメント:負けたら終わりの試合だと、何点差になろうと勝負をあきらめないで全力を尽くします。
翌日も大事ながら、目の前の試合に勝てなければ次戦を戦うことはありませんからエースが打たれたら、二番手投手を投入します。
リーグ戦(プロ野球):こちらは140試合戦ってトータルの勝率で競います。
負けてもいいのです。そのため、序盤で10対0なんて試合になったら中継ぎや救援に出す投手はいわゆる敗戦処理として登板します。
間違ってもエース級の投手を全試合に出すことはしません。1試合だけ快勝しても疲れを残して翌日から3連敗しては意味がありませんね。
FXもリーグ戦
これは、FXにも共通する話です。
何回も売買を繰り替えした結果、売買損益がプラスになることを考えてください。
含み損が大きくなるということは、その一回の売買に絶対勝ちたいと思いすぎた結果です。
負け試合にエースを出さないように、予想通り行かなかったと思ったらさっさと決済して次回のトレードに備えましょう。
もう少し待ってみたら戻るかもと思ってストップロスを動かす、追加で証拠金を入金するのは、負け試合に大切なエースを投入する監督のようなものです。
何度も損切りをしているうちに損をしても苦にならなくなります。失敗したら切り替えて次戦に向かってください。
為替相場に限らず、「絶対上がる・絶対下がる」と予測してその通りになることはありません。