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FRBの量的緩和縮小とFOMCのスケジュール(2013年日程)

FRBがいつ量的緩和縮小に踏み切るのか次第で為替相場や株式相場が動きます。FXや株式投資家が気になるスケジュールをまとめます。

量的緩和縮小開始の具体的な内容

1.資産買入れ規模の縮小(買入れ額の減額):2013年の後半スタート

現在、月間400億ドルのMBS(住宅ローン担保証券)と450億ドルの長期国債をあわせて850億ドル購入しています。

この買入れ額を減らしていくことが量的緩和縮小のスタート。

2.買い入れ規模を縮小し最終的にゼロにする:2014年半ばごろ

3.FRBは過去に購入した債券を保有する予定:満期償還を待つ?

4.政策金利の利上げ:時期は、2014年末から2015年初め頃?

FRBは、雇用を中心にした米国景気動向を経済指標を見ながら確認し、量的緩和縮小の実施を行う予定。

2013年のFOMC日程

具体的に量的緩和縮小を決めるFOMCの日程です。

・8月5日~9月6日:米国議会の夏休み
・9月:米国の債務上限問題が再浮上
・9月5日~6日:G20首脳会議
・9月17日~18日:FOMC開催
・10月:新会計年度の予算開始
・10月29日~30日:FOMC開催
・12月17日~18日:FOMC開催
・2014年一月末:バーナンキ議長の任期満了で次期FRB総裁にバトンタッチ

2014年の各国金融政策決定会合日程

9月・10月・12月のどこで量的緩和縮小がスタートするのか固唾を飲んで市場関係者は見守っています。

当初の予定では、9月スタートが有力だったのですが、新興国からの資金流出や中国リスクなどで後退していました。

ところが、米国の経済指標について良い数字が出ていることで、再び9月スタートとの見方が勢いを取り戻しています。

8月は、地区連銀の総裁たちが次々に、9月スタートもありえることを発言しています。

●日米10年債の金利比較チャート(GMOクリック証券)

日米金利比較

量的緩和縮小スタート時の為替と株式相場への影響

バーナンキ議長が量的緩和縮小に言及すると新興国からの資金流出が起きたように、為替や株式に大きな影響を与えます。

注意が必要なのが縮小スタート自体は、すでに市場が織り込んでいること、資金流出などはすでに起きていること、中長期的な流れとは別に材料出尽くしや市場予想より縮小規模が小さいなどの理由で一時的に逆の動きが起きること。

起きうる可能性を示しておきます。

・海外資金に依存している経常赤字国からの資金流出

・資金逆流が起きて新興国・資源国の株価下落

・米国株の一時的な調整による下落と影響を受ける国の株価下落

・米景気回復に伴う米国株の中長期的な上昇

・米国の景気回復とドル供給減少による金利上昇で、為替相場のドル高基調

・ドル高円安と米景気の恩恵で日本株上昇

・米国景気回復によるグローバル経済の回復で世界中の株価上昇=バラ色の未来?

●日経平均・NYダウ・金(Gold)の推移(月足チャート):GMOクリック証券

株価とゴールド

量的緩和縮小の失敗(リスクシナリオ)

机上の空論となるか、上手く量的緩和の出口戦略が成功するかどうかは誰にも分かりません。

では、失敗したときにはどのような形になるのでしょうか。

・新興国で資金流出が起きて通貨危機や経済危機が生じる

・米国景気の回復が停滞する

・日本の景気も停滞し、日米両国が危機に陥る

・ユーロ圏や中国経済の状況も悪化

・世界経済危機が再び訪れる。

そもそも、量的緩和を始めるきっかけとなったリーマンショックの起きた2008年に逆戻りとなるのがリスクシナリオです。

この出口戦略は、米国に日本が協力して世界中が推し進めている戦略だけに歯車が狂うと厳しくなります。

日本の戦略

・黒田日銀により異次元緩和
・日銀の追加緩和(10月末?)
・アベノミクスによる成長戦略
・2013年度補正予算で財政政策を総動員

米国からのマネー供給が減る分、日本からのマネー供給を増やしてソフトランディングを行うシナリオが実現するか2013年後半は、FOMCに大注目です。

もちろん、量的緩和縮小途上で、景気後退した場合には、QE4を発動して緩和に戻る可能性も残されています。

●為替相場:月足チャート(GMOクリック証券)

為替相場月足

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